キャンプやBBQで飲み物をキンキンに冷やしたり、食材を新鮮な状態でキープしたりするために、クーラーボックスは欠かせません。ですが、食材がどこに行ったかわからない、底に入れたものを取るために食材を一旦取り出したら中がぐちゃぐちゃに……と困った経験はありませんか?そんなお悩みを解消するクーラーボックス、DODの『バベコロ2』に出会いましたので、その感動をみなさんにお伝えしていきます!
まるで冷蔵庫! クーラーボックスの取り出しにくい悩みを解消するDOD『バベコロ2』のスペック
たくさんの食材や飲み物を詰め込むクーラーボックス。食材を入れれば入れるほど、底にある食材を取り出すのに苦労しますよね。
そんな悩みを解消してくれる、DOD(ディーオーディー)の冷蔵庫型のクーラーボックス『バベコロ2』について見ていきましょう!
【バベコロ2のスペック】
- サイズ:W47×D37×H103cm(ハンドル最大時)
W47×D37×H52cm(ハンドル収納時)収納サイズ:W47×D37×H52cm - 重量:6.4kg
- 材質:アウター・・・ポリエステル(ラミネートPVC)
断熱材・・・ポリエチレン
インナー・・・ポリエチレン
内蔵強化ボード・・・ポリエチレン - 静止耐荷重:10kg
商品名の『バベコロ』というのは、BBQでキャリーバックのようにコロコロと引けるということでしょう。
一見キャリーバックのようなビジュアルの冷蔵庫型クーラーボックス。このような独自のコンセプトは、アイディア商品の宝庫であるDODならでは!
重さに耐えられるよう改良されて安定性がUP! 従来品『バベコロ』との比較
2018年発売の初代バベコロは、食材の重みによって棚板がたわんでしまい、中の食材が動いてしまうという問題点がありました。これを受け、バベコロ2は棚板に強化ボードを内蔵し、安定性が向上しています!
また、クーラーバッグと持ち手部分のホイールパーツが取り外し可能になりました。転がして運ぶ必要のないときは、クーラーバッグのみでスッキリと使用できます。
【メリット】DOD『バベコロ2』を実際に使った感想を正直にレビュー
キャンプでは調理担当の筆者。そんな私にとって、クーラーボックスはかなり重要なキャンプギアのひとつなので、ちょっと厳しめにレビューしていきますね!
まずはメリットからお伝えします。
メリット1:食材が見やすく取り出しやすい
クーラーボックス内が冷蔵庫のように3枚の棚板で区分されていて、食材を見やすく配置できるのが最大のメリットです!食材を取り出すたびに中身がグチャグチャになったり、食材を詰めた本人しか食材の場所がわからなかったりという問題が解消されました。
メリット2:潰れやすい食品も安心して入れられる
スイーツやトマトなどの柔らかいものをクーラーボックスに詰め込む際には、潰れないように工夫をしなければなりませんが、バベコロ2を使えばそんな手間は不要です。
潰れやすいシュークリームやレタスも、ポンポン入れていくだけでOK!
上面の冷蔵室はアイス用らしいのですが、肉のトレイやおにぎりを入れてみました。
おにぎりをクーラーボックスに入れると毎回つぶれていたのですが、このスペースに入れておけばそのままの形をキープしてくれます。これはいいですっ!
メリット3: ギアボックスにも使える! 小物収納が便利
サイドに3ヶ所ある収納には、キッチン周りの細かな物を入れられます。右側の大きな収納には、ラップや大瓶の調味料、ハサミやトングを入れました。
左側にはポケットが2つあるので、上段に雑巾や消毒スプレー、下段に塩コショウなどの調味料を入れました。それぞれマチがあるので収納力はなかなかですが、保冷機能はついておりませんのでご注意くださいね。
バベコロ2の優れた収納力を利用して、**ギアボックスとして使用しているキャンパーさんもいるようです。
**ガス缶や大サイズのメスティンなどを入れてみたところ、かなり使いやすそうだと思いました。何が入っているか一目瞭然なので、忘れ物の予防にも役立ちそうですよね!
メリット4:運動会にも活躍! 重いクーラーボックスを楽々運べる
中身の入ったクーラーボックスは、とっても重いので持ち運びに苦労します。飲み物がたくさん入ったときにはもう……腰を痛めてしまうのではないかと持ち運ぶのが恐怖です!
でも、バベコロ2ならスイスイ運べます。車に載せるときには持ち上げる必要はあるものの、家から駐車場まで距離がある人にはかなり重宝するのではないでしょうか?また、運動会にもおすすめです!キャリーバックと思いきやクーラーボックスだなんて、周囲の人たちは驚かれるかもしれませんね。
ちょっと惜しい部分も!? DOD『バベコロ2』のデメリット
「控えめに言っても最高!」と思ってしまうほど、バベコロ2の使い勝手の良さに感激している筆者なのですが、少し気になる点もありましたのでお伝えしておきます。
デメリット1:ファスナーの開け締めがちょっと面倒
他のソフトクーラーボックス同様、開閉がファスナー式なのでちょっと面倒です。本物の冷蔵庫やハードクーラーボックスのように、ドタンバタンと開け締めできたらもっと良いのになぁ……と思ってしまいました。
DODさん、ワンアクションで開閉できる次作『バベコロ3』を作ってもらえませんかー?(笑)
とはいえ、子供たちも自分で開け閉めできているので筆者のワガママなのかな。
デメリット2:保冷力はまずまず! 夏キャンプ以外で使用して
肝心な保冷力は、一般的なソフトクーラーボックスと同等レベルといったところ。正直、夏キャンプでは1泊2日持たせるのは厳しいので、秋〜春キャンプや、BBQで使用するのが良いでしょう!
我が家はダイソーの保冷剤を使用しているので、ロゴスの氷点下パックなどの高性能な保冷剤を使用すると保冷力アップに期待できそうです。
デメリット3:タイヤが小さいのでデコボコ道では頼りない
タイヤが小さいため泥道や砂浜で転がすのは困難です。
ほぼオートキャンプ場を利用する筆者の場合、家から駐車場までのアスファルトやBBQ場の芝生で引く程度なので困ることはないのですが、海辺などの足場が悪い場所で利用したい人には不向きかもかもしれません。
DOD『バベコロ2』をおすすめする人
お伝えしてきたメリットとデメリットを踏まえて、バベコロ2が向いている人とそうでない人を考えてみました。
クーラーボックスの出し入れにストレスを感じている人
日頃からクーラーボックスから食材を取り出すのが大変だと感じている方には特に、DODの『バベコロ2』がおすすめ!キャンプで料理をする機会の多い人には、特に重宝するはずです。
詰め込み作業をした本人以外も食材を取り出しやすいのは、かなりのメリットですよ!筆者なんて、子供と夫から「ジュースはどこ?」「塩コショウは?」「箸は?」と、いちいち聞かれるんですから……。
バベコロ2に食事関連グッズをすべて詰め込んでしまえば、私は誰からも呼ばれることなく調理に専念できます!ありがとう、バベコロ2〜♪
デュオキャンパーやファミリーキャンパー
サイズ的にはデュオ~ファミリー向けです。ファミリーの場合は、もうひとつクーラーボックスを追加しなければならないかもしれませんが、食材の取り出しが簡単になったり、食材や飲み物を各自で取れたりと、バベコロ2を導入するメリットは大きいです。
我が家の3歳の息子も、1人で飲み物を取り出せます。これまでは「グチャグチャになるから勝手に開けないでー!」とよく言っていた筆者ですが、こうして自分で取り出してくれるとラクですね。
DOD『バベコロ2』をおすすめしない人
バベコロ2を使ってみて、おすすめできない場合もあると感じました。これからお伝えする2つに該当する方は、他の商品も検討してみてください。
ソロキャンパー
バベコロ2のサイズはW47×D37×H52cmで、ソロキャンパーのクーラーボックスとしては大きすぎます。
大食いでない限りスペースが余ると思いますので、もしも導入される場合はクーラーボックス兼ギア収納として使用するのもアリだと思います。
強力な保冷力を求める方
保冷力は「抜群!」というわけではないので、真夏に「翌朝までロックアイスを溶かしたくない」とか、「自宅に帰るまでしっかり冷えていて欲しい」という方には向きません。保冷力を求める方は、ハードクーラーの方がおすすめです。
DODからは、十分な保冷力を持つ仕切り付きクーラーボックス『マヒャドイナフスキー』も販売されておりますので、そちらも合わせてチェックしてみましょう!
▼こちらの記事ではマヒャドイナフスキーの保冷力を48時間検証!▼
『バベコロ2』はアウトドアで活躍する冷蔵庫型クーラーボックス
考えてみると、キャンプでクーラーボックスを触る機会は多いです。飲み物を取り出したり、調理をしたり。ですから、クーラーボックスの満足度はチェアと匹敵するくらい大事だと思うのです!
そんな筆者のキャンプでのストレスを解消してくれたバベコロ2。子供や夫からの「~はどこ?」が減っただけでもかなり助かっています!
現在使っているクーラーボックスに不満を感じている方は、DODの『バベコロ2』の購入を検討してみてはいかがでしょうか?