カンニング竹山、ヤフコメについて「匿名性をやめるべき」と持論を語る

30日放送の『たまむすび』(TBSラジオ)で、お笑いタレントのカンニング竹山が、ヤフーコメントの匿名性をやめるべきだと持論を語った。

番組では、「週刊ニッポンの空気」のコーナーで、コラムニストの小田嶋隆氏が、ヤフーニュースのコメント欄に事実無根の内容を投稿し、大阪府高槻市の市議を中傷したとして、府内に住む男性が略式起訴され茨木簡易裁判所で罰金10万円を受けたニュースを扱った。

ヤフーニュースのコメント欄「ヤフコメ」の投稿者に刑事罰が下るのは極めて珍しいが、小田嶋氏は最近ヤフコメに差別的な発言や、芸能人、著名人に対する誹謗中傷が多いことを指摘する。

竹山は今年の4月、東京都の小池百合子都知事らが出演する広報動画の制作費用についての批判的な発言したところ、所属事務所に都から誤った部分があると抗議文を送られた一件で、実際に誹謗中傷を受けた経験があるということで「ヤフコメって組織的に動いたりする人もいる訳で、ヤフコメが社会に与える影響って日本ってすごくあるじゃないですか?」とコメントし、「僕が個人的に思うのは、ヤフコメは特にそうなんですけど、これ匿名性やめさせた方がいいと思ってる」と持論を明かしたのだった。

さらに竹山は「おかしな現象が最近起こってて、ヤフコメとTwitterで反応が全く違ったりすることがあって」と指摘した。ヤフコメが匿名性ゆえに組織的な動きがあるのではと疑う根拠に関しては、都との一件の際に感じたネットの雰囲気について触れ「ヤフコメはものすごい批判の嵐だったんですよ。でもTwitterは結構称賛もあるんですよ、そのときは。ABEMAというテレビ局でそのまとめの回をやったんです、そうするとヤフコメの誹謗中傷が何万件もあったのにピタっと止まるんですよ」と実体験を話し、「これ元々やってたのひとりじゃないかとか、色んな考えができるじゃないですか…」とヤフコメは一部の人が扇動に使っていたのでは疑っていた。

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