第22週の週間MVPは6本塁打のペレスと打率.462のエドマン

日本時間8月31日、2021年シーズン第22週の週間最優秀選手(週間MVP)が発表され、ア・リーグはサルバドール・ペレス(ロイヤルズ)、ナ・リーグはトミー・エドマン(カージナルス)が選出された。ペレスが週間MVPを受賞するのはメジャー10年目で初めてであり、ロイヤルズからの選出は昨年9月のアダルベルト・モンデシー以来。一方のエドマンもメジャー3年目で初の週間MVP受賞となり、カージナルスの選手が週間MVPに選ばれるのは2019年9月のヤディアー・モリーナ以来となった。

ペレスは日本時間8月25日のアストロズ戦から5試合連続本塁打を記録するなど、7試合に出場して打率.357(28打数10安打)、6本塁打、14打点、出塁率.455、長打率1.000、OPS1.455の好成績をマーク。6本塁打のうち2本は満塁本塁打であり、2試合連続の満塁本塁打は球団史上初、捕手ではメジャー史上3人目の快挙となった。また、5試合連続本塁打は2002年のマイク・スウィーニーに並ぶ球団タイ記録であり、月間12本塁打も1975年7月のジョン・メイブリーと1997年8月のチリ・デービスに並ぶ球団タイ記録。さらに、シーズン38本塁打はア・リーグの捕手記録を塗り替えた。

エドマンは6試合に出場して全試合でヒットを放ち、打率.462(26打数12安打)、3二塁打、2本塁打、10打点、2盗塁、出塁率.483、長打率.808、OPS1.290の好成績をマーク。今季35二塁打はリーグトップの数字であり、メジャー全体でもジャイマー・キャンデラリオ(タイガース)の36本に次ぐ2位となっている。今季は35二塁打、3三塁打、9本塁打、21盗塁を記録しているが、「40長打以上かつ20盗塁以上」はメジャー全体で7人だけ。エドマン以外の6人は全員がオールスター・ゲームに選出された(ウィット・メリフィールド、トレイ・ターナー、フェルナンド・タティスJr.、セドリック・マリンズ、ボー・ビシェット、大谷翔平)。

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