LGBT当事者「ありのまま生きたい」 横須賀、ショーで自己表現

ファッションショーに登場し、トランスジェンダーについて情報発信する活動も紹介した大嶋さん(中央)ら=ヨコスカ・ベイサイド・ポケット

 性的少数者への理解を広めたいと、LGBTなどの当事者らがモデルを務めるファッションショーが31日、ヨコスカ・ベイサイド・ポケット(神奈川県横須賀市本町)で開かれた。当事者らは「ありのままで生きたい」などと自らの思いを語りながらステージに立った。

 ショーには、学生やアスリート、ユーチューバーら性的少数者と非当事者の約20人が出演。約60人の観客を前に、思い思いの服装で自己表現した。

 元なでしこリーグの女子サッカー選手として活躍し、現役引退後に戸籍上の性別を男性に変更した大嶋悠生さん(34)は花やドクロ柄をちりばめた華やかなセットアップで登場。

 共にユーチューブで情報発信する元なでしこのトランスジェンダー男性、大川政美さん(30)と山本朝陽さん(29)は花柄のシャツに男性用ズボンを合わせたコーディネートでステージに立ち、「個性を受け止めてほしい」などと呼び掛けた。

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