【新型コロナ】1日の神奈川 9人死亡、1921人感染 横浜・川崎の病院でクラスター

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で1日、新たに10歳未満~90代の男女1921人の感染が確認された。うち1240人の感染経路が不明。40代~100歳以上の男女9人の死亡も確認された。

 横浜市は40~90代の男女4人の死亡を発表。うち90代男性はクラスター(感染者集団)が発生している横浜旭中央総合病院(旭区)に入院していた。

 県は70代と80代の男性2人の死亡を発表。80代男性は8月8日に感染判明後、自宅療養していたが、容体が悪化し同15日に入院、同30日に死亡した。ほかに茅ケ崎市が100歳以上の男性、川崎市が50代の男女2人の死亡を発表した。

 横浜市は医療従事者や職員、患者ら計36人の感染が判明した新戸塚病院(戸塚区)と、患者と職員計5人の感染が分かった横浜市立大付属病院(金沢区)でクラスターが発生したと認定した。川崎市も市北部の病院でクラスターが発生したと認定した。

 県は8月28日に陽性者として公表した1人について、重複していたとして取り下げた。

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 神奈川県は1日、既に県内で公表されている新型コロナウイルス患者のうち、503人がインド由来のデルタ株に感染していた疑いがあると発表した。

 在日米陸軍は同日、米陸軍関係者15人が新型コロナウイルスに感染し、キャンプ座間と米軍相模原住宅地区に隔離していると明らかにした。

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