メッツにまた不祥事 スコットGMの飲酒運転疑惑が報じられる

お騒がせ球団のメッツにまた不祥事が発生したようだ。地元紙「ニューヨーク・ポスト」の報道によると、メッツのザック・スコットGM代理はニューヨーク州ウエストチェスター郡で飲酒運転の容疑をかけられているという。メッツは現地時間9月1日の朝にこのニュースを知り、「この問題を深刻に受け止めている」と公式声明を発表。この事件に関して調査を行い、次のステップについて決定するまでのあいだ、スコットはチームの遠征に帯同しないことが決定された。

メッツは「我々は今朝、ザック・スコットの飲酒運転の疑いについて知って驚き、深く失望しました。この問題を非常に深刻に受け止めています。情報収集をして次のステップについて決定するまでのあいだ、ザックはチームの遠征に帯同しません」との公式声明を発表。スコットは昨年12月にサンディ・アルダーソン球団社長、ジャレッド・ポーターGMのもとでGM補佐に任命されたが、ポーターが過去に女性リポーターにわいせつな画像を送り付けていたことが判明して解任されたことを受け、GM代理としてアルダーソンのもとでチーム編成のあらゆる部門を担当していた。

メジャーリーグ公式サイトでメッツを担当するアンソニー・ディコーモ記者によると、メッツは先月の時点でスコットの肩書から「代理」を外すかどうかについて、まだ決めていなかったという。シーズン終了後にスコットを正式なGMとするかどうかを判断する予定だったとみられるが、今回の飲酒運転疑惑により、正式なGMになるどころか、解任される可能性も出てきた。

「ニューヨーク・ポスト」の報道によると、スコットは現地時間9月1日午前4時すぎに車内で居眠りしているところを発見されたようだ。その数時間前、スコットは球団オーナーのスティーブ・コーエンの自宅で開催されたイベントに参加。ルイス・ロハス監督によると、ロハスと6人前後の選手もイベントに参加し、バスで帰宅したものの、スコットはそのバスに同乗していなかったという。

フロントの不祥事、ハビアー・バイエズら複数の選手による「ブーイング騒動」など、フィールドの内外で世間を騒がせているメッツ。逆転でのポストシーズン進出に向けて「勝負の9月」がスタートしたタイミングで、スコットの飲酒運転疑惑という最新のスキャンダルが発生してしまった。

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