石口、日本代表候補に アジアで1位目指す バスケ男子U―16チーム

 本年度のバスケットボール男子U―16(16歳以下)日本代表候補選手に、上越市出身の石口直(すぐる)選手(16、長野・東海大諏訪高2年)が選ばれた。現在第2次強化合宿まで行われ、当初の40人から19人を選出。最終的にアジア選手権大会に出場する代表メンバー12人に絞り込まれる。

出身の上越ジョーズの練習に顔を出し、U-16日本代表入りへ決意を表すいし石口選手。180センチ、76キロ

 石口選手は試合をコントロールする司令塔のポイントガード。ドライブ(ゴールに向かうドリブル)から相手のディフェンスを崩し、味方にパスするプレーを得意とする。相手の守備の状況次第ではそのまま切れ込みシュートする。

 年長児からバスケットボールを始め、大町小時代はミニバスチーム「上越ジョーズ」に所属。城北中では同チームの中学チームでプレーした。東海大諏訪高の指導者や、上越ジョーズの先輩で年代別の日本代表にもなった同校出身の高原伊吹選手(現・近畿大2年、城東中出)にも憧れ進学。ベスト8入りした今夏の北信越インターハイでベンチ入りし、試合出場した。

 コロナ禍の影響でアジア選手権は延期されている。今後の日程は不透明だが、代表入りを目指し、「アジアで1位になること」を目標に挙げる。上越の指導者には「基礎技術を身に付け、人間性を育ててもらった。感謝の気持ちが大きい」と話す。

シュート練習を繰り返す石口選手

 将来の目標はバスケのプロリーグ、Bリーグの選手。そのためにも「ゲームメーク能力を磨いていきたい」と課題をしっかりと見据えている。

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