アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(34)を失ったスペイン1部バルセロナの損失額は1億3700万ユーロ(約178億1000万円)に及ぶと、フランスメディア「スポーツ・FR」が報じている。
同メディアによると、総額1400億円超の負債を抱えるなど、深刻な財政難に陥っているバルセロナはメッシのフランス1部パリ・サンジェルマンへの移籍で「地球上で最高の選手を失う」とともに年俸6000万ユーロ(約78億円)の支払いを逃れることになったと指摘した上で、大幅な減収を余儀なくされるという。
同紙は「コンサルタント会社のブランドファイナンスの試算では約1億3700万ユーロを失うことになる。同社はバルセロナがユニホームなど、マーケティング製品の販売から4300万ユーロ(約55億9000万円)をあきらめなければならない」とし「7700万ユーロ(約100億円)の営業収入の減少、およびチケット販売や試合結果から1700万ユーロ(約22億1000万円)に損失が加わる」と伝えている。
ただでさえ、深刻な債務を抱えている中、メッシの流出で収入の柱を失うわけだが、ジョアン・ラポルタ会長はピッチ内外でバルセロナを再建できるのだろうか。