上越市立直江津中(鈴木克典校長)の北側校舎に、巨大なクジラが姿を現している。美術部が夏休みに制作したアート作品「うみまちクジラ」で、17日までの公開を予定している。
窓ガラスに色とりどりの円形の画用紙を無数に貼り付けてあり、近くから見ればカラフルな模様。離れた場所から全体を見れば巨大なクジラのシルエットが浮かび上がる。全長は推定60メートル以上に及ぶ。
部長の深井穂乃さん(3年)は「昔の海の中をイメージした。(昔の)直江津は海の中で、クジラも泳いでいたはず」と作品のコンセプトを語る。
同作品は「なおえつ うみまちアート」を応援する目的で、部員24人が手掛けた。夏休みの部活動を利用して制作し、8月7日に完成した。
道路を挟んで向かいの海浜公園が鑑賞に適しているという。深井さんは「コロナ禍で地域との関わりが少ない中、話題のきっかけになってくれたらうれしい」、副部長の川住妙さん(同)は「大変な作業で、達成感があった」とそれぞれ話した。