高級品!ほとんどが京都の料亭に卸される!?幻の「軟白ずいき」

 毎週月~金曜日 ゆうがた5時30分から放送している奈良テレビの「ゆうドキッ!」。金曜日は「大和の採れたて」のコーナーで、奈良県内で収穫できる野菜や果物などの食材をご紹介しています!

※この記事は8月27日(金)に放送された内容です。

今回、笑福亭鉄瓶さんは、奈良市の狭川地区の朝市へ!

そこで出会った木本芳樹さんは、なんと大和の伝統野菜「軟白ずいき」の生産農家!「軟白ずいき」は高級品とされ、生産量も少なく、ほとんどが京都の料亭などに卸されるため、なかなか市場には出回らないんだとか。

畑に案内していただきました。そこには約400本の「軟白ずいき」が!

笑福亭鉄瓶さん
「全部に紙が巻いてありますが、なにかあるんですか?」

木本さん

「遮光することによって、白くなってくるんですけど、ほっとくと赤いままになってしまうんです。」

そのため、成長するたびに遮光するための新聞や米袋などを巻いて、光合成をする「葉」以外に日光が当たらないようにする必要があるんだとか。

笑福亭鉄瓶さん
「出荷するまでには大体どれぐらいかかるもんなんですか?」

木本さん
「発芽させるのが3月ですね、25cmぐらいまで大きくなった時にはじめて遮光します。実質(収穫できるのは)7月の末ですね。」

軟白ずいきの収穫を体験させてもらいました。

採れたての真っ白な軟白ずいきを、木本さんの奥様に調理していただきます。

薄く皮をむき5cm程度に切ります。

浸ける水にお酢を少々。お酢を入れる事により灰汁が抜けやすくなるのだそう。軟白ずいきは、普通のずいきに比べて灰汁が少ないので水にお酢を入れて2、3分つけるだけでいいんだとか。

あとは半透明になるまでお湯だけで湯がいて、下ごしらえが完了。

軟白ずいきと油揚げの煮物のレシピを教えていただきました。

今回はあごだしでいただきます。

砂糖・みりんを少々入れます。

さきほど下ごしらえした軟白ずいきは、水気をぬくため絞ってからお鍋へ。

最後に醤油で味を整えて完成です。

作っていただいた「軟白ずいきと油揚げの煮物」をいただきます。

笑福亭鉄瓶さん

「ずいきの食感って独特ですね。サクサクもしていてシャキシャキもしている。」

他にも「軟白ずいきの酢の物」や「軟白ずいきの浅漬け」をいただきます。

ビールとの相性抜群!軟白ずいきを堪能しました。これからも大和の伝統野菜を守っていってほしいですね。

※この記事は取材当時の情報です。

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