〈新型コロナ〉ワクチン誤接種 県、上越市が謝罪

 県と上越市は6日、同市の大規模ワクチン接種センターで新型コロナウイルスワクチンの誤接種があったことを発表した。

 接種者は同市在住の代男性で、8月22日に市の集団接種会場(上越総合病院)でファイザー社製ワクチンを接種(1回目)。本来なら2回目は9月12日に同社製を接種すべきところ、5日に県の大規模接種会場(上越総合病院)に出向き、武田/モデルナ社製ワクチンを接種した。

 6日の県の説明資料や市の記者説明によると、接種の際に受け付けで接種履歴を確認するが、ミスで見落としていた。市は、接種後の確認作業で誤接種が判明したとし、本人に謝罪した。前日の健康観察で異常はなく、今後1週間、電話で健康状態を聞き取るという。

 県大規模接種センターの受け付け事務は市が行っており、市健康子育て部の田中靖子参事は「当市による誤り」と説明し、「ご本人、市民をはじめ関係の皆さまにご迷惑、ご心配をお掛けし、誠に申し訳ありません」と謝罪した。従事する職員への事前説明や注意事項を当日の受け付けの机に貼り付けるなど、「今後このようなことがないようあらためてチェック体制を強化していく」と話した。

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