【新型コロナ】7日神奈川、8人死亡738人感染 クラスター発生施設で死者相次ぐ

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で7日、新たに8人の死亡と、10歳未満~90代の男女738人の感染が確認された。うち444人の感染経路が不明。

 横浜市は80~90代の男女3人が死亡したと発表した。80代男性と90代女性はクラスター(感染者集団)が確認されている新戸塚病院(同市戸塚区)の入院患者。2人とも発熱の症状があり、8月28日の検査で陽性と判明。女性は9月2日、男性は4日に亡くなった。80代女性は同居家族の感染が判明し、8月25日に陽性と分かった。9月2日に亡くなった。

 川崎市は50~70代の男性3人の死亡を発表。50代男性は8月15日に陽性と判明。市内病院に入院していたが、26日に死亡した。別の50代男性は25日に陽性と判明。自宅で療養していたが9月2日に救急搬送され入院し、6日に死亡した。70代男性は9月2日に陽性と判明。3日に入院したが、4日に死亡した。

 県はクラスターが発生している入居型高齢者福祉施設に入居していた平塚市の80代男性が死亡したと発表した。男性は8月19日に発熱などの症状があり、24日に陽性と判明。入院していたが、31日に新型コロナによる肺炎で亡くなった。

 藤沢市は市外在住の90代女性の死亡を発表。8月21日に陽性が判明し当初は軽症だったが、容体が悪化。県内の医療機関に入院したが、9月2日に死亡した。

 県厚木保健福祉事務所管内では、児童福祉施設で新たに10歳未満の女児の感染が確認され、感染者が5人となり、県はクラスターと認定した。

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