ドジャース快勝 プーホルスがセントルイスで先制アーチ

【ドジャース7-2カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

セントルイスの街に英雄アルバート・プーホルスが戻ってきた。前日の試合で出場機会がなかったプーホルスは、カージナルス先発の左腕J・A・ハップに対して「3番・一塁」でスタメン出場。セントルイスのファンからの大歓声に迎えられた第1打席で先制の17号ソロを放ち、チームの勝利に貢献した。カージナルスに7対2で快勝したドジャースは2連勝。地区首位ジャイアンツとの1ゲーム差をしっかりとキープしている。

カージナルスで11年間、素晴らしい活躍を見せたプーホルスがセントルイスに戻ってくるのは今回が2度目。前回(エンゼルス時代の2019年6月)は「5番・一塁」でのスタメン出場だったため、セントルイスで「3番・一塁」で出場するのは実に10年ぶりとなった。そして、大歓声に迎えられた第1打席でハップのシンカーを捉え、レフトスタンドへの17号先制ソロ。セントルイスのファンからの大歓声に最高の形で応える姿は、まさにヒーローそのものだった。

今季は17本塁打中13本を左腕から放ち、左腕に対して打率.302、13本塁打、OPS.971と素晴らしい成績を残している。今日の一発を加えて通算679本塁打となり、史上4人目となる700の大台まであと21本。もう1年現役を続ければ、大記録に手が届く可能性がある。今後は「どのユニフォームを着て700本塁打を達成するか」に注目が集まることになるが、来季限りでの現役引退を表明しているヤディアー・モリーナ、来季の現役続行を表明したアダム・ウェインライトとともに、赤いユニフォームを着て「最後の1年」を過ごす可能性もありそうだ。

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