【タイムくん–第110話】 フルーガル・イノベーション


ここがポイント:フルーガル・イノベーションと聞いてフルーティな朝ご飯をイメージするのはあながち間違っているとは言い切れない、とか。


みなさん、おはようございます。

ところで、フルーガル・イノベーションって聞いてみなさんはどんな想像をしますか?

僕はなんだかフルーティな朝ご飯みたいだなって思いました。ヨーグルトとかグラノーラとかに混ざってるドライフルーツ的な感じで、牛乳とかをかけてザクザク食べて栄養満点な爽やかなイメージだったんですけど、よくよく聞いてみると食べ物ですらなかったのでちょっとがっかりしました。僕はこう見えて実はグラノーラがすごく好きなんですけど、あれってどうしてあんなにお高いんですかね?

ま、グラノーラの話はさておき、フルーガル・イノベーションの“フルーガル”は、ニューヨーク帰りのウサギ社長によると、英語で”frugal”って書くそうなんですけど、これは”簡素な”とか“倹約”っていう意味らしいです。つまり、不要な出費や浪費を避けることを指しているんですけど、やっぱり周りを見回してみても、99%の人は使わないけど残りの1%の人が使う機能のために本来1万円で売れるものが8万円くらいする上に、開発期間が1年伸びて販売延期になって、発売時期も価格帯もニーズとマッチしなくて鳴かず飛ばずみたいなのって、わりとよくある話な気がします。ま、僕なんかがエラそうなこと言える立場じゃないですけど(笑)

[(https://data.wingarc.com/frugal-innovation-33290)

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ちなみに、フルーガル・イノベーションとは何かっていう話はデータのじかんの記事「フルーガル・イノベーション」とは? 3つの事例、6つの原則とともにその利点を知ろう!に詳しく出ているのでぜひそっちを読んでもらいたいと思うんですけど、ちょっとグラノーラやシリアル繋がりで思い出した話があるんで言ってもいいですか?

まぁ、返事があろうとなかろうと言うんですけど(笑)

シリアルが朝食メニューとして定着したのってミルクを注ぐだけで簡単に食べられるからっていうとてもシンプルな理由だったらしいです。っていうのも当時はご飯の支度というと30分から1時間はかかるような感じだったそうなので、1分もかからずに準備できて5分で食べ終われる、というのは当時は極めてイノベーティブなことだったそうなんです。その後、栄養バランスや味に工夫をってことでドライフルーツが入れられたり、という進化を遂げたらしいんですけど、つまり何が言いたかったかっていうとフルーガルイノベーションって聞いてシリアルを思い出した僕の連想はあながち間違っていたとは言い切れないってことなんです!

って、大して威張れるほどのことでもないですね(笑)

またまたちなみに、僕はドライフルーツは割と好きなんですけど、レーズンだけはそんなに好きじゃないので、フルーツ入りのグラノーラを買うとレーズンが山ほど入っていてちょっと嫌になるので、レーズン抜きのフルーツ入りグラノーラが発明されたらそれはフルーガルイノベーションと呼んで間違いないと思いますし、僕の欲しいものを商品化してくれてありがとうって気持ちですぐ買っちゃうと思います。

イノベーションって難しく考えがちですけど、実態は意外とごく普通のものをいくつか組み合わせただけだったりするので、ほとんどのイノベーションはフルーガル・イノベーションであるって言っても間違っているとは言い切れないかもしれませんね。

あ、御察の通り、◯◯とは言い切れない、ってフレーズが最近の僕の中では流行っていて、このフレーズというかお笑いコンビ「ぺこぱ」の突っ込まないツッコミっていうのもこれもまた1つのお笑い界のフルーガル・イノベーションだったかもしれないですよね。ひょっとして、世の中ってフルーガル・イノベーションだらけなんですかね?

皆さんも身の回りにあるフルーガル・イノベーションをぜひ探してみてください!

それではまた再来週お会いしましょう!

(時田大夢)


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