「バイリンガルは当然」朝鮮の幼稚園 アニメ教材、全国に普及

幼稚園児の英語教育。日本では賛否両論があるが、朝鮮では導入する幼稚園が増えている。

現在、そろばん教育は、全国の幼稚園で実施されている。「朝鮮語と英語の2言語同時学習」のカリキュラムは、それに次いで普及率が高くなっている。

2言語同時学習に取り組む蒼光幼稚園の教員たち(C)朝鮮新報

英語教育のモデル園は平壌の蒼光幼稚園。チョン・チャンスク園長は、「幼稚園の時期に母語と外国語の2言語同時学習を施すことは児童の知能啓発にも効果的」と話す。

蒼光幼稚園で制作した英語のアニメ教材(C)朝鮮新報

同園では学齢前児童向けの英語教材「英語を学ぼう」(1~20)を独自制作した。アニメ形式の教材で、幼稚園やローラースケート場、動物園など児童に身近な場所を舞台に英会話が進行する。教員らによると、登場人物のセリフを復唱することで、英語の言語感覚をつかみ、小学校における外国語教育の基礎を築くのだという

このアニメ教材は、全国各地の幼稚園で活用されている。

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