ドライフルーツに生まれ変わった傷ありナシ 川崎の直売所で販売 本来の甘みや香りは健在

無添加が特徴のナシのドライフルーツ(川崎市農業技術支援センター提供)

 川崎市農業技術支援センター(同市多摩区)は、傷があるなどの理由で販売できなかったナシをドライフルーツに加工し、17日から販売を始める。同センター内で栽培試験研究の一環として育てたナシを使い、初めて企画した。

 製品は、スライスしたナシを24時間程度乾燥させたもので、ナシ本来の甘みや香りが口の中に広がる。添加物を使わず、健康にも気を配ったという。

 同センターは「寄せられた意見を市内の農家に伝えることで、(生産から加工、販売までを行う)6次産業化の契機となることを期待したい」としている。

 25グラム入りで280円。JAセレサ川崎の大型農産物直売所「セレサモス」麻生店や宮前店などで販売する。

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