国道8号 有間川橋架け替え 仮橋を設置 交通切り替え

 上越市の桑取川に架かる国道8号有間川橋(同市有間川)の架け替え工事に伴い16日、新設された仮橋への交通切り替えが行われた。工事完了は数年後を予定している。

交通が切り替わった仮橋(手前)と旧有間川橋(16日午後1時50分ごろ)

 国道8号糸魚川地区橋梁架け替え事業の一環。長年にわたって潮風にさらされ、特に損傷が激しい9橋(上越の有間川橋から、糸魚川市の境橋)で平成21年から、掛け替えなどの工事を行っている。平成30年度までに6橋で対策完了済み。

 16日午後1時40分すぎ、橋の切り替えのために作業員がコーンやバリケードを移動。工事車両が仮橋を通過し、中央線などの塗装が完了したのを確認し、同1時50分ごろから仮橋への通行を開始した。

 有間川橋は昭和38年に完成し、現在まで何度も工事が行われてきた。仮橋は、元の橋より桑取川河口側に設置。橋の移動に伴い、バス停の位置もずらしたが大きな変更はないという。

 高田河川国道事務所工務第二課の大平英生課長によると、同所の工事は昨年6月から。既存の橋を撤去して一から橋を建設するため、数年がかりの工事になるという。「既存の橋はコンクリート内部の鉄筋がさびるなど、損傷が激しい。新しい橋を安全に配慮して、しっかり架け替えていきたい」と話した。

旧有間川橋上(手前)から仮橋を望む。旧橋は今後撤去され、数年がかりで新橋が建設される(16日午後2時ごろ)

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