レイズの有望株・バズがデビュー戦勝利 セミエン41号

【ブルージェイズ4-6レイズ】@トロピカーナ・フィールド

レイズはメジャー初登板初先発の有望株シェーン・バズが5回65球を投げて被安打2、奪三振5、与四球0、失点2の好投を披露。5回裏にヤンディ・ディアスの12号3ランで逆転に成功し、その後も追加点を奪って6対4でブルージェイズに勝利した。デビュー戦で前評判通りのピッチングを見せたバズはメジャー初勝利をマーク。ブルージェイズはサイ・ヤング賞候補のロビー・レイが痛恨の一発を浴び、5回途中7安打3失点で今季6敗目(12勝)を喫した。

現在22歳のバズはレイズがパイレーツへクリス・アーチャーを放出したトレードの後日指名選手として2018年8月にレイズに加入。レイズはこのトレードでタイラー・グラスノウとオースティン・メドウズも獲得しており、球団史上最も成功したトレードの1つと言われている。バズはアメリカ代表の一員として東京五輪に出場し、今季マイナーでは17試合に先発して防御率2.06をマーク。今日は強打のブルージェイズ打線をテオスカー・ヘルナンデスの29号ソロとルルデス・グリエルJr.の20号ソロの2安打のみに抑えた。

ワイルドカード2位のブルージェイズは4点ビハインドで迎えた9回表にマーカス・セミエンが41号2ランを放ち、2点差に追い上げたものの、その後の二死満塁のチャンスで代打ブレイビック・バレーラが見逃し三振に倒れて試合終了。ワイルドカード首位のレッドソックスとのゲーム差は1.5に拡大し、逆にワイルドカード3位のヤンキースとのゲーム差は0.5に縮まった。なお、セミエンは二塁手によるシーズン本塁打記録まであと2本に迫っている。

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