比嘉愛未、「推しの王子様」感涙でクランクアップ。「出会えたことが私の宝物」

9月23日放送・第11話で最終回を迎えるフジテレビ系連続ドラマ「推しの王子様」(木曜午後10:00)で主演を務める比嘉愛未をはじめ、共演の渡邊圭祐、ディーン・フジオカ、徳永えり、瀬戸利樹、佐野ひなこ、谷恭輔がクランクアップを迎えた。

ドラマは、乙女ゲームを手がけるベンチャー企業「ペガサス・インク」の代表取締役社長である日高泉美(比嘉)が、五十嵐航(渡邊)を理想の男性に育てるため奮闘する“逆マイ・フェア・レディ”な日々を、まばゆいほどの胸キュンとともに描くラブストーリー。

「ランタン・ホールディングス」の傘下に入ったものの、「ランタン」サイドからの一方的な要求に翻弄(ほんろう)された挙句、コンシューマーゲーム化を目指した企画の大事なプレゼンでも失態を犯してしまった泉美。光井倫久(ディーン)や航ら「ペガサス・インク」のスタッフたちに迷惑をかけてしまったことに苦しむ中、乙女ゲームへの情熱も失ってしまった泉美が出した結論は、「ペガサス・インク」を辞めるというものだった。泉美は、交際を始めたばかりだった光井にも別れを告げると、マンションを引き払って姿を消してしまう。

それから10日後、「ペガサス・インク」は、「ランタン」から来ていた小島(竹森千人)が新社長に就任。それに伴い、小島はゲーム制作に関するプロジェクト・チームの刷新に動きだしていた。一方、航から、泉美の居場所について心当たりはないか問われた光井は、泉美と別れたことを打ち明ける。泉美を支えることも、スタッフをまとめることもできず、ふがいないと自分を責める光井。航は、光井にはそんな言葉は似合わないと伝えると、強い決意を持って会社のことはできる限り努力すると告げる――。

約3カ月に及ぶ撮影期間の最後を、「ペガサス・インク」メンバー全員で撮影を終え、ラストカットのOKが出ると、無事にクランクアップを迎えた7人は、スタッフからそれぞれ花束が渡され、温かい拍手に包まれた。

比嘉は「最初は不安もありましたが、引き受けたからには“全力でやりきろう! むしろ、みんなを引っ張るぐらいの気持ちで挑もう”と思いました」とあいさつし、「実際に撮影が始まってみると、現場が楽しすぎて、キャスト・スタッフさんの優しさに支えられてここまでやってこられました。皆さんが私を“日高泉美”にしてくれました。皆さんと過ごした時間と経験は本当にかけがえのないものになり、出会えたことが私の宝物です。こんな気持ちにさせてくれて、ありがとうございました!」と感涙した。

理想の男性へと成長する航を演じた渡邊は「幸せがあふれていて本当に大好きな現場でした。今すごく泣くのを我慢していますが…」と目に涙を浮かべながら感謝し、「また皆さんと一緒に仕事ができるように、これからも頑張りたいと思います」と決意を口にした。

泉美をそばでずっと支え続けてきた光井を演じたディーンは「撮影現場の時間が楽しくて、すごく居心地がよかったです。大変な時期での撮影でしたが、無事最後までたどり着けることができて、感慨深い気持ちでいっぱいです。皆さん、本当にありがとうございました」と笑顔で締めくくった。

さらに、徳永は「大変な時期での撮影の中、最後まで完走できたのは本当に奇跡だと思います。“和気あいあい”という言葉が似合う現場に出合えることもなかなかないと思うので、本当に楽しかったです。キャスト・スタッフ一人一人の優しさと思いやり、尊敬があるから成り立つんだな、とあらためて感じました。本当に楽しかったです」、瀬戸は「本当に撮影が楽しくて、キャスト・スタッフの皆さんに助けられて最後までやり抜けることができました。本当にありがとうございました。僕にとって忘れられない作品になりました。また皆さんと会える日を楽しみに頑張ります!」と現場の雰囲気のよさに言及。

佐野も「こんなにも達成感があるのに終わった感じがしない、と思えるぐらい居心地がよかった現場だなと思います。これも座長の比嘉さんはじめ、キャスト、スタッフの皆さんに支えてもらったからだと思います。本当にありがとうございました」、谷は「毎日現場に来るのが楽しみで幸せな日々でした。3カ月の撮影、走り抜くことができて、本当によかったと思います。そして、何よりこのメンバーで大好きな芝居ができたことが本当に幸せな時間でした」と振り返った。

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