スペイン1部バルセロナのロナルド・クーマン監督(58)の後任候補とされる元同国代表MFでカタール1部アルサドのシャビ監督(41)の就任は難しいようだ。同国メディア「FICHJES・NET」が報じている。
クーマン監督の去就が微妙なっている中、かねて新監督候補とされているシャビだが、同メディアによると、現在アルサドの指揮をとっているため、バルセロナの監督として引き抜くには莫大な契約解除金が発生するという。すでにクーマン監督の契約解除には年俸補償などに約17億円もの資金がかかるとみられており、財政難のバルセロナとすれば大きな負担となる。
また、シャビ自身もこの時期に監督を務めることに消極的という。同メディアは「現在のクラブと関係が悪くない」とした上で「シャビ常に明確にしていることの一つは、シーズンの途中で誰かの代わりをやりたくないということ。彼が望んでいることは、プロジェクトをシーズンの始まりから開始すること」と指摘している。
もちろん、バルセロナのOBとして「シャビは将来的な監督就任を熱望しており、それが彼の夢である」と伝えているが、現状での監督就任は限りなく難しいようだ。