【ノア】「昭和のプロレス」体現Vへ! 船木誠勝が鳴らした現マット界への警鐘

ブロック突破に雄たけびをあげた船木(東スポWeb)

ノアのシングルリーグ戦「N―1 VICTORY」各ブロック最終戦(26日、後楽園ホール)で船木誠勝(52)がDブロック突破を決めた。

藤田和之との2連勝同士の対戦はパワーに苦しむも、顔面蹴りで勝利。5分5秒の速攻劇となり「大きな山を乗り越えたのでひと安心。長い時間になる前にチャンスをうかがっていた」としてやったりの表情を見せた。

今リーグ戦では優勝とともに「形じゃない、何が起きるか分からない」という“昭和プロレス”の体現を目指している。現在のプロレスへのメッセージが込められており「最近はパターン化し過ぎていると感じる。総合格闘技なんかはちょっと前にはやったカーフキックは対策が立てられ、今では通用しなくなっている。本当にサイクルが早くその意味で(プロレスは)先をいかれている」と危機感を抱くからだ。

パターン化されたものは「飽きも早い」と感じるからこそ「ただの技の交換だけじゃなく、駆け引きも含めて戦いの部分は捨てないよう、考えて飽きさせないようにしないといけない」と力説。現状に風穴をあけることができるか注目だ。

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