こんにちは。自称日本一意識低い政治ライターのひがし(@misuzu_higashi)です。
菅総理が総裁選に出馬しないことが報道されたあたりからでしょうか。
「よっしゃ、俺も総裁選出るか!w」
「お?私が総裁になる出番かな??」
のようなツイートをTwitterでちょこちょこと見かけるようになりました。
ただ、そのようなツイートをされている方々の一部で、どうも総裁選のルールを誤解していらっしゃる方がいるようです。
自民党総裁選は自民党のルール(党則)で実施される選挙なので、国会議員等とはなり方がちょっと違うんですよね。実は国会議員になるよりも難しいのです……。
それでも「どうしても自分は総裁になりたいんだ!」という人のために、自民党総裁なりかたガイドを作成しました。
ぜひ総裁選に出馬するときの参考にしてくださいね。
1:自民党に所属する
「総裁」は自民党のリーダーです。そのため、まずは自民党に所属して自民党員になることが必要です。
党員募集ページによると、入党に必要な条件は以下の通り。
- わが党の綱領、主義、政策等に賛同される方
- 満18歳以上で日本国籍を有する方
- 他の政党の党籍を持たない方
引用:https://www.jimin.jp/involved/joining/
入党の申し込みはWeb上のフォームからできるようです。
質問も受け付けているようなので、まずは公式Webサイトを隅から隅まで読んでみましょう。
2:国会議員になる
自民党員になったら、次は国会議員になることが必要です。選挙で当選しましょう。
一気にハードルが上がりましたが、総裁選の被選挙権を持つ人は国会議員だけなのです。
更にその後内閣総理大臣になるかもしれないということも考えると、参議院よりかは衆議院が望ましいでしょう。
自民党に所属するだけなら18歳以上から可能でしたが、衆議院議員に立候補するには25歳以上でないといけません。お若い方は25歳になるまで待機ですね。
衆議院議員選挙は衆議院が解散してすぐに行われるので、いつ解散が起こっても落ち着いて選挙に出られるように、そして当選できるように準備しておくことをおすすめします。
30歳以上の方であれば、とりあえず参議院議員になる手もあります。次回の参議院議員選挙は2022年に実施される予定です。
一度参議院議員になっておけば名前が売れるので、衆議院が解散した際に鞍替えしやすいかもしれません。
ただ、売名のみの目的で参議院議員の議席を1つゲットするというのは次期総裁としていかがなものなのでしょうか。
全ては総裁選の有権者次第ですが、日頃から「この人は総裁にふさわしい人物だ」と思われるように国会議員としての職務をきちんと果たすことも必要かもしれないですね。
3:国会議員の推薦人を20名集める
自民党総裁選に出馬するには、推薦人を20名集めなければなりません。しかも全員国会議員でなければならないという「縛り」つきです。
現役の有名な国会議員でも推薦人を20名集めるのが難しくて総裁選出馬を断念したという方もいらっしゃるので、推薦人集めはなかなかハードな作業のようです。
それでも総裁になりたい!という思いで20名の名簿をゲットしたら、いざ総裁選出馬です!
4:総裁選で勝利する
ついに総裁選に出馬できましたね!おめでとうございます!
さて、総裁選では以下のいずれかの方法で相手候補に勝利しないといけません。
- 1回目の投票で過半数以上の票を得る
- 1回目の投票で上位2名に勝ち残り、決選投票で相手候補より多くの票を得る
ちなみに、今回の総裁選は4名も候補者がいることもあり、決選投票が実施されるのではないかと噂されています。総裁選の構図によっても勝利に向けた作戦は変わってきそうです。
でも、要するに過半数のポイントを得れば良いのです。総裁へのアツい想いを有権者(自民党の国会議員、党員、党友)にぶつけましょう!
【関連】【総裁選とは】次の総理はどう決まる?自民党総裁選の仕組み・首相の決め方を解説!
激ムズ4STEPで総裁になろう!
以上、自民党総裁なりかたガイドでした。
最後に総裁になるまでの4STEPを復習してみましょう。
- 自民党に所属する
- 国会議員になる
- 国会議員の推薦人を20名集める
- 総裁選で勝利する
本当は「簡単4STEP」と言いたいところですが、冗談でもそうは言えないくらい厳しい道のりですね……。
ちなみに筆者はこの記事を書きながら「やっぱ過酷だな……総裁になるのは諦めよう……」と思ってしまいました。現在総裁選に出馬している4名へのリスペクトも急上昇中です。
それでも自民党総裁になりたいんだ!という熱意をお持ちのあなたには、総裁になるまでのイメージトレーニングと情報収集源として、選挙ドットコムの自民党総裁選特設サイトがおすすめです。
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自民党総裁への第一歩はここにあり!ぜひ情報を仕入れるところから始めてみましょう!