3階建てで六角形に 新図書館等複合施設 妙高市 設計業者が説明 市民と意見交換

 妙高市が、市内の中心市街地に整備する新図書館等複合施設。基本設計が進められる中、設計業者の佐藤総合計画(本社・東京都)と市民の意見交換会が22日、市役所で開かれた。同社は施設を3階建てとする考えを示した。

現段階の案を説明する担当者(妙高市役所コラボホール)

 2025年度のオープンを見込む施設の建設地は市役所周辺エリア。敷地面積約4300平方メートルで、現在はいきいきプラザ(公共施設)や空き店舗、市営駐車場がある。

 基本設計は市が策定した基本構想、整備計画と整合性を図って進められている。

 意見交換会での佐藤総合計画の説明によると、フロア構成は1階が子育て広場など、2階が市民活動スペースなどで、図書館は3階に。施設内の中央に動線を確保する。

 3階の広さは1000平方メートルにしたいといい、文教エリアにある現図書館(1983年開館)の約760平方メートルより広くなる。

 同社はコンパクト性や敷地の形状などから、建物を六角形にする考えも示した。

 この日、参加市民(約30人)から出された意見は除雪や採光、テレワーク機能に関するものなど。終了後、同社の渡辺猛執行役員は「施設の〝融合〟のきっかけが得られた。取り入れられる意見は取り入れていきたい」と話した。

 基本設計案の報告会を年内に開きたいという。

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