2021年9月28日、クイーン（Queen）の音楽活動50周年を記念した期間限定の体験型ポップアップショップ「Queen The Greatest」が、英ロンドンのカーナビーストリートにオープンした。
同店では、Tシャツ、ブライアン・メイのサイン入りギターといった様々な記念アイテムの販売に加え、10月から12月までの毎月、音楽、アート＆デザイン、マジックなどをテーマにした、クイーンの歴史的な50年間を物語るようなビジュアル・インスタレーションが展開される。現在の店内の様子は下記よりご覧いただける。
＜店内動画：Queen The Greatest Pop Up Store – Carnaby Street, London＞
11月は、アートとデザインをテーマにした店舗になり、日本人デザイナーの野老朝雄(ところ・あさお)氏による作品や、シュタイフ社の限定テディベア、発売されたばかりのクイーンのピンボール・マシンなどのコラボ・アイテムが登場。
ポップアップショップ「Queen The Greatest」は、70年代の古着屋（フレディとロジャーがケンジントンマーケットに出店していた）から、80年代の象徴的なライヴやツアー、90年代のレコード・ショップ、2000年代のDVDへのオマージュ、そして2010年代の最先端技術を活かしたコンセプトまで、2つのフロアに渡って来場者をクイーンの歴史の旅へと案内する。
ユニバーサルミュージックグループの商品・ブランド管理会社であるBravado社と提携した同ショップの店内には、Champion、Wrangler、Johnny Hoxtonなどのファッション・ブランドとのコラボ・コレクションも展開される。Championの伝統を反映したユニセックスのTシャツとスウェットシャツのコレクションや、クイーンの代表曲のタイトルをあしらったWranglerのデニム・コレクション、伝統的な職人技とアンダーグラウンドなポップカルチャーの間を埋める、遊び心に富んだ作風で知られる英国のジュエリーデザイナー、Johnny Hoxtonが手掛ける純金および純銀製のジュエリーも登場。
フレディ・マーキュリーの限定Tシャツの収益は、マーキュリー・フェニックス・トラストに寄付される。フレディ・マーキュリーを追悼し、1992年にブライアン・メイ、ロジャー・テイラー、ジム・ビーチによって設立された同基金は、HIV／エイズと闘うための資金調達や啓発活動を世界中で行っている
クイーンは公式声明で次のように述べている。
「ロンドンにお越しの皆様にエキサイティングな体験を提供するこのプロジェクトで、Bravado社とコラボレーションできたことを嬉しく思います。カーナビー・ストリートは、（クイーンの）50周年を祝うショップに最適な場所でした」
Bravado社でMDを務めるデヴィッド・ボインは次のように述べている。
「クイーンとの革新的なパートナーシップを発表できることを大変嬉しく思います。このプロジェクトは、彼らの豊かなレガシーに新たな文化的瞬間を加えるものであり、ファンにとっては、世界で最も象徴的で愛されているバンドの一つであるクイーンの音楽、スタイル、精神に浸ることができる目的地となるでしょう」
Written By Will Schube
