議論の日程確保やんわり要請 岸田総裁に蓮舫氏

 立憲民主党の安住淳国対委員長は29日、自民党の森山裕国対委員長との会談後、記者団に応じ、10月4日召集される臨時国会について、会期については自民党の新総裁の判断を聞いてのことになるとして、森山氏と30日に改めて話をすることになった、とした。

 臨時国会で確定しているのは新総理の所信表明演説、これを受けての代表質問ということのみ。安住氏は予算委員会と新閣僚への質疑の場を設けるよう求めている。

 安住氏は「国会の幅、解散をいつにするのかという重要な話を新しい総裁に責任を持って明日(30日)、回答してもらわないと、10月1日の議運理事会を受けられないと申し上げた」と語った。

 立憲の蓮舫代表代行は「国会開会は会期日程も含めた提案が前例です」とし、自民党の新総裁に岸田文雄前政調会長が就任したのを受けて、ツイッターで「ご就任おめでとうございます。政調会長としてコロナ対策もされておられただけに、私たちの提案にも前向きにご対応いただけるよう期待します。そして、国会でのしっかりとした審議時間確保も行っていただきたいと期待しています」と国会でのしっかりした議論のための日程確保をやんわり要請した。(編集担当:森高龍二)

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