JR相模線開業100年 記録映画の8場面から絵はがき制作 コロナ禍で上映できず、ファンへ

相模線の車両と寒川駅の駅舎

 JR相模線の開業100周年を記念した絵はがき「相模線 記録映画のひとこま」がこのほど、発売された。寒川文書館が、同線や周辺地域を題材にした記録映画から八つの場面を選び出し、制作した。

 記録映画は、海老名市の8ミリフィルムサークル「郷土史料保存会」のメンバーが1972年に制作。相模線の車両や駅舎をはじめ、沿線地域の例祭や農作業の様子、住民の生活を記録した。

 同線開業100周年に当たり同館は記録映画の上映会を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止に。代わりに作品の特徴的な場面を選び、絵はがきとして地域住民や鉄道ファンらに届けることにした。同館の担当者は「貴重な記録映画のシーンから、相模線と地域の歴史を振り返ってもらえれば」としている。

 200部制作し、8枚1セットで500円。同館で購入するか、代金に送料140円を加え現金書留を同館(〒253-0106、寒川町宮山135の1)へ郵送。問い合わせは、同館電話0467(75)3691。

© 株式会社神奈川新聞社