【ドラゴンゲート】〝サラブレッドレスラー〟飯橋兄弟は初勝利ならず…聖地で無念の4連敗

聖地・後楽園のリングに立った飯橋偉進(左)と飯橋理貴

ドラゴンゲート7日の後楽園ホール大会で、デビュー4戦目を迎えた飯橋理貴(りき=25)、偉進(いしん=23)の兄弟が土井成樹、吉田隆司組に敗戦。またしても初勝利はお預けとなった。

父は維新力、母は元LLPWの穂積詩子さんで両親ともにレスラーという日本初の〝サラブレッドレスラー〟としてデビューから注目を集めるが、ここまで3連敗と試練に直面。この日こそは…と気合を入れて挑んだ一戦は序盤から、偉進が雄たけびを上げて土井に立ち向かう。だが関節技で一方的に攻められ、理貴も吉田のパワーファイトに圧倒される。

それでも理貴が土井に逆水平チョップの連打、偉進もミサイルキックを吉田に繰り出した。さらに息の合った連係攻撃で初勝利に近づいたかに見えたが、やはり力の差はいかんともしがたい。最後は吉田の逆エビ固めに偉進がギブアップし、無念の4連敗となった。

試合後は〝聖地〟後楽園ホールのリングに立てたことに2人揃って喜びを噛み締める一方で、偉進は「体力、技術も全然違う。もっと鍛錬して強くなりたい」、理貴も「ぼこぼこにやられて何もできず悔しい」とそれぞれ悔しさを吐き出した。それだけに理貴は「もっと技を磨いて必ずリベンジしたい。兄弟で上を目指したい」と誓った。

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