【ALDS】リーグ最高勝率・レイズ先勝 攻守にスキなし

【レッドソックス0-5レイズ】@トロピカーナ・フィールド

ワイルドカード・ゲームでヤンキースを破って地区シリーズに進出してきたレッドソックスを迎え撃ったレイズは、球団史上最多のシーズン100勝をマークした強さを随所に発揮し、5対0で完勝。8回表に守備のミスからピンチを招く場面こそあったものの、ほとんどスキのない野球で大事な初戦を制した。レイズ先発の新人左腕シェーン・マクラナハンは5回5安打無失点の好投。レッドソックスは先発のエドゥアルド・ロドリゲスが2回途中で降板し、打線もつながらなかった。

レイズは初回にワンダー・フランコのタイムリー二塁打とヤンディ・ディアスのタイムリーで2点を先制。3回裏にネルソン・クルーズが天井直撃のソロ本塁打、5回裏には「ポストシーズン男」のランディ・アロザレーナもソロ本塁打を放ち、リードを4点に広げた。さらに、7回裏二死2・3塁の場面では三塁走者のアロザレーナがレッドソックス4番手ジョシュ・テイラーのスキをついてトドメのホームスチール。8回表一死満塁のピンチを無失点に抑え、4人の投手が完封リレーを完成させた。

ポストシーズンの試合でホームランを打ち、ホームスチールを決めた選手はアロザレーナが史上初。5回裏のソロ本塁打の際にはトロピカーナ・フィールドに「ランディ、ランディ、ランディ」の大合唱が鳴り響いた。また、球界ナンバーワン有望株として今年6月にメジャーデビューしたフランコは二塁打を2本放つ活躍。レギュラーシーズンとポストシーズンのデビュー戦で複数の長打を放った選手はメジャー史上初めてだった。

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