県代表に木村、三宅さん 関東アマ将棋名人戦県予選

 第57回関東アマチュア将棋名人戦大会の県予選が13日、横浜市中区の市青少年育成センターで開かれ、木村敬さん(46)=平塚市、大学教員=と三宅潤さん(29)=川崎市高津区、会社員=が県代表の座を手にした。2人は初代表。関東大会は5月21、22日に、さいたま市で開催される。

 関東名人戦は、関東1都6県と、新潟、長野、山梨各県からの代表選手(2人一組)が出場し、個人戦のほかに2選手の成績を合わせた団体でも順位を競う。

 木村さんは朝日アマ名人戦で栃木県代表になったことがあるが、神奈川での県代表は初。「奇跡が起きた。関東大会では三宅さんの足を引っ張らないように頑張りたい」と話していた。

 三宅さんは元奨励会三段。昨年はアマ竜王戦で全国ベスト8の成績を残している。関東大会に向けて「初出場だが、2日間にわたって行われる大会は慣れているので、気負いはない。一局一局に集中して戦いたい」と抱負を語った。

 県予選は日本将棋連盟県支部連合会(波多野正一会長)の主催で、8歳から70歳まで55人が熱戦を繰り広げた。小中学生では川島滉生さん(13)=川崎市中原区、攻玉社中1年=が3位に入賞した。

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