県立上越特別支援学校(中静康弘校長)は18日、寄宿舎を利用している生徒の買い物体験を行った。寄宿舎の仮想通貨を使い、同校を訪れた「無印良品 直江津」の移動販売車で実際の買い物を体験した。
仮想通貨「J」は掃除や洗濯物の仕分けなど、自分ができることを頑張った生徒が、ポイントをもらえるシステム。お茶やCD、DVDのレンタルを頼む時に使う他、足湯体験やスターバックスコーヒーのテークアウトなどの体験にも使ってきた。
買い物体験は頑張った成果を実感し、買い物で実社会の体験を行うことなどを目的に、ポイントを換金して実施した。生徒は事前に無印良品のホームページを見て、保護者と相談して欲しいものを選択。ポイントの範囲内で寄宿舎玄関ホールに並べられた商品も選び、会計を行った。
寄宿舎指導員の瓶子大介さん(47)は「『たくさんあって選べない』といった生徒がいた。本物の体験ができた」と話した。