ピンポイントで当たる“細かさ”で人気! インド占星術の魅力とは? メディア初登場・Yukiさんインタビュー

新しい時代といわれる、風の時代を生きるための“道しるべ”となるべく、いま注目の占い師やヒーラーに、さまざまな角度からアドバイスをいただく特集「占いのバトン」。

今回は、ヨガやアーユルヴェーダ、月の満ち欠けなどに関する人気サイト「Timeless Edition」を運営するYukiさんが、メディア初登場!

ヨガ、アーユルヴェーダ、ハーブ、スピリチュアルなど、幅広い知識をお持ちのYukiさんが、占いの活動の主軸としている「インド占星術」とはいったいどんな占いなのか、お話いただきました。

本場インドで出会った「インド占星術」

――まずは、Yukiさんがインド占星術に興味を持つようになったきっかけについて、お話いただけますでしょうか?

Yuki:もともと趣味でヨガを習っていたのですが、続けていくうちに本質的な部分が知りたくなって。本格的に学ぼうと、3、4年前くらいから、本場であるインドに行き始めたんです。じつはヨガだけでなく(同じくインド発祥の)アーユルヴェーダについても興味があったので、こちらも本場で学びたかったんです。
現地では最初はヨガを3、4ヶ月ほど学び、知り合いに紹介してもらったアーユルヴェーダのドクターについて、どういう治療をしているのか実際に見させていただいたりしました。

――アーユルヴェーダというと、少し特徴的な診療もありますよね?

Yuki:そうなんです。そのドクターは庭でハーブを育てて、そのハーブを実際に鍋でグツグツ煮出したり、薬を作ったりするところからご自分で手がけられていて。とても面白い体験をさせていただきました。

(イメージ:写真AC)

――その時点では、アーユルヴェーダやヨガのインストラクターを目指していらしたんですか?

Yuki:インストラクターになりたかったわけではなくて。ただ、学びを深めていくうちに、ヨガもアーユルヴェーダも、大元に「ヴェーダ」という哲学があるということを知りまして、その本質的な部分をインドで学ぶことになりました。
そのうちに、ヴェーダという哲学において、インド占星術というものが非常に大切な位置付けだということを知ったんです。それまでヨガもアーユルヴェーダも、ただ「楽しい」からやっているという感じだったのですが、インド占星術の存在を知ったことで、「すべては、インド占星術を知るためにやっていたんだ」と思うようになったほど!
とはいえ、ヴェーダという独特の哲学をもとにした、インド占星術を知るためには、ヨガやアーユルヴェーダの細かい知識も必要ですし、実際にとても役立ちました。だから、それまでに学んだすべてに、必然的な流れを感じましたね。

「インド占星術」ってどんな占いなの?

――「インド占星術」というと、まだ馴染みのない人も多いかと思うのですが、“占い”といったときに、私たちがよく想像する「西洋占星術」とは、いったいどんな違いがあるのでしょうか?

Yuki:星座の位置や惑星の種類、解釈の仕方など違いが沢山あって、同じ占星術と言っても全く別物という印象を持っています。西洋占星術とくらべても、さらに細分化されていますし、より分析的で、科学的で、いうならば理系的な傾向があるかもしれません。占い好きの方の中には、西洋占星術のホロスコープをご覧になったことがある人も多いかと思うのですが、あのチャートが、さらに数十個に細分化されていくんです! その数式を見て、深く読み解いていきます。
このようにかなり厳密に細分化したチャートを読み解いていくので、たとえば「あなたは結婚に向いていますよ」ではなく、「この日からこの日までの期間は、結婚に向いていますよ」と、ピンポイントの“タイミング”がわかるんです。
引っ越しのタイミングなんかもわかりますし、なんなら「このタイミングだったら北への引っ越しがいい」なんていうことまでわかります。ぜんぜん、ふわっとしていないんですよ(笑)。インド占星術には5千年以上の歴史があるとされているのですが、まさに、それだけの歴史で積み重ねられたものを感じます。

“月”を読むことで“心”を読む

(イメージ:写真AC)

――5千年以上も前から積み重ねられた知識をもとに、読み解いていくんですね。とてもロマンを感じます。

Yuki:もうひとつ、インド占星術の特徴として、『ナクシャトラ』という月の星座があげられます。
西洋占星術の12星座(地球から見た太陽の通り道360度を12分割したもの)とくらべるとわかりやすいかと思うのですが、インド占星術では、地球から見た月の通り道360度を27分割したものを、ナクシャトラと呼ぶんです。いわば、27星座あるといったところでしょうか。

――太陽ではなく、月なんですね。では、ナクシャトラでは、具体的にどんなことがわかるのでしょうか?

Yuki:主に、心に関することがわかります。たとえば先ほどお話したチャートでは、「あなたの人生、こういうことが起こります」ということがわかるんですが、この27つに分かれたナクシャトラをあわせて読むことで、「こういうことが起こります。そのとき、あなたはこういう態度をとる傾向があります。こういう風に思うはずですよ」という“心の感じ方”が見えてくるんです。

**――なるほど。細分化されたチャートのみならず、この27に分かれた「ナクシャトラ」をあわせて占うとは、まさに「理系的」と表現された理由がわかるような気がします。心の在り様も映し出され、ピンポイントで自分が動くべき“タイミング”がわかることも、インド占星術の大きな魅力のひとつですね。
Yukiさん、本日はどうもありがとうございました!**

Yukiさんのお話を聞き、インド占星術の細やかさ、厳密さ、そして「現実的!」とまで言われるその背景が垣間見えたのではないでしょうか?
そこで、お話に出てきた27の「ナクシャトラ」について、Yukiさんがそれぞれの特徴をくわしく解説する短期連載(全3回)が決定! 12星座よりさらに深く細かい27のパターンから、じっくりと、あなたの人生を読み解いてみませんか――?

さらに、Yukiさんのサイト「Timeless Edition」では、自分のナクシャトラを調べる「ナクシャトラファインダー」を公開しているので、ぜひそちらも参考にしてください。

※Yukiさんの「ナクシャトラファインダー」短期連載(全3回)は、10月25日~27日に公開予定です。

文/国実マヤコ
バナーアートワーク/浮須 恵(フライスタイド)

Yuki

Webサイト「Timeless Edition」を運営。「自分と調和するライフスタイル」をテーマに、ヨガ&アールユヴェーダ、月、エンジェルナンバー、アロマなどにかかわるさまざまな記事の作成、商品開発などを手がける。特にインドとのかかわりが深く、5000年前が起源のインドの聖典とも呼ばれる「ヴェーダ」に魅了され、その一部であるインド占星術を学び続けている。
Webサイト
Twitter @timelessedition
Instagram @timeless_edit

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