三宅裕司率いる劇団スーパー・エキセントリック・シアターの舞台、第59回本公演「太秦 ラプソディ〜看板女優と七人の名無し〜」10月22日〜11月7日まで池袋サンシャイン劇場にて幕が開く。
1979 年、“ミュージカル・アクション・コメディー”を旗印に「解かり易くて誰もが楽しめる、サービス精神旺盛な舞台」を志向、劇団は今年42年目、作品数は59本目。今作は時代劇に情熱を注ぐ大部屋俳優たちの物語。
時代劇が衰退する中、自分の居場所を守るために奮闘する斬られ役の無名俳優たち。そんな彼らを支援する一人の若手女優。降りかかる数々の困難に立ち向かう中、一人の無名俳優に千載一遇のチャンスが訪れて人気俳優の仲間入りを果たす。彼は自身の主演最新作の相手役に支えてくれた女優を指名するが一筋縄ではいかない。最高のチャンスに訪れた最大のピンチ。しかし、彼らはこの危機を乗り越えるべくある作戦を実行する。果たしてその結末は…。
三宅・小倉コンビは勿論、中堅から若手までが随所で笑いを担っており大爆笑の連続。さらに、劇団のチームワークを感じさせるレベルの高いダンスやアクション、歌・音楽が融合したエンターテイメント性の高い SET ならではの作品を約37名の劇団員で！今年は殺陣も披露します! 42年目を迎えてもなお、毎年新作を創り1万人以上を動員し続ける劇団SET本公演、攻める姿勢を忘れない、アグレッシブな爆笑活劇集団、いよいよ！2021年、開幕！
フォトコールの後、会見が行われた。
登壇したのは、三宅裕司、小倉久寛、栗原功平、岡山玲奈。
まずは三宅裕司が今回の作品の説明を。
「時代劇を守っていきたいけど、どうしようか、どうやって復活させるのか、できるのか、できないのか、感動できるお話です。先ほどは栗原功平、岡山玲奈の二人のシーンのいいところだけを抜きました。今回は作家が『幕末モノをやりたい』といったのですが、金がかかるので、それで現代のお話にしました。栗原功平は今回主役で！いろいろ頑張ってます。岡山玲奈は大抜擢です。小倉久寛は看板役者（本人「そんなことはいいよ」と脇で）」
そして若手２人、栗原功平は「座長がいらっしゃって感謝です」と言い、岡山玲奈は「うれしいですが、プレッシャーが…。頑張らなくっちゃ！」と意気込む。
見所を聞かれて小倉久寛が「往年の役者の古株で、時代劇を愛している役どころです。今日は朝から稽古してましたが、見どころはいっぱい。時代劇のテーマソングを聞くとワクワクします。あとは時代劇のシーンが入ってくるところが好き。殺陣もいろんな殺陣があります」とアピール。ちなみに小倉久寛は実際に太秦で仕事をした経験があるそうで…。「通っているうちに、ある日、入っていくと『小倉さん、おかえり』と…よかった…」としみじみ。
それから三宅裕司古希（70歳）の若さの秘訣について聞かれて
「若い人がたくさんいるので、奴らからいろんなものを吸い取ること（笑）。それから女房がいい、いろいろとやってくれるので、言う通りに守っています。今は植物だけで作ったサプリを飲んでいます」と言う。それから栗原功平、岡山玲奈、座長・三宅裕司について尋ねられると、栗原は「せっかち、たまに何言ってるのかわからない」と笑わせた。岡山玲奈は「ずっと仕事してる、休んでいる姿も食事している姿も見たことがない」とコメント。それに対して三宅裕司は「疲れているところを見せちゃいけない」とさすがの座長。また、コロナについては「劇場でクラスターは発生していない、安全安心です、不要不急じゃなくて必要なものなんだってずっと言い続けています。みんなで同じ空間で同じ笑いを共有することの楽しさ、盛り上がって発散して、笑ってほしい」と強調。
最後に三宅裕司が「上は70、下は20、全員が何らかの形でセリフがあります。大部屋俳優、たくさんの人たちがいて各々、ストーリーを背負っている。チャンバラのシーンもあります！是非、SETの集大成を！」と締めて会見は終了した。
＜三宅裕司インタビュー記事＞
＜概要＞
劇団スーパー・エキセントリック・シアター 第59回本公演 ミュージカル・アクション・コメディー 「太秦ラプソディ ~看板女優と七人の名無し~」
脚本：吉高寿男
演出：三宅裕司
出演：三宅裕司 小倉久寛 劇団スーパー・エキセントリック・シアター
日程・会場：
[東京]2021年10月22日〜11月7日 サンシャイン劇場
主催：（株）スーパーエキセントリックシアター ニッポン放送
企画・制作：(株)スーパーエキセントリックシアター (株)アミューズ (株)アタリ・パフォーマンス
[愛知]2021年11月1２日〜11月13日 穂の国とよはし芸術劇場
主催：公益社団法人豊橋文化振興財団
SET公式HP：http://www.set1979.com
