19日に公示された衆院選新潟6区に立候補している3人の激しい選挙戦と舌戦がヒートアップしている。立候補しているのは届け出順に立憲民主党新人の梅谷守氏(47)、自由民主党前職の高鳥修一氏(61)、無所属新人の神鳥古賛氏(53)。選挙戦は公認候補2人の対決構図に、無所属新人が独自の訴えで割って入る。特に公認している政党も序盤からてこ入れ。党幹部や閣僚級の「大物」が来援。支持拡大を訴えている。
梅谷氏は公示後、選挙カーによる街宣を中心に行っている。新潟6区をくまなく回り、支持基盤を固めるとともに、無党派層の票の掘り起こしを図っている。
与野党対決の中、立憲民主党の福山哲郎幹事長が21日、大票田の上越市入り。南本町3の商業施設前で応援演説を行った。
福山幹事長は「アベノミクスで生活は良くならなかった。実質賃金は増えなかった」と指摘。
「分配なくして成長なし。消費が増えなければ成長しない。子どものためにおかずを一品増やそうとか、そんな会話ができる政治に」と訴えた。
岸田文雄首相が自民党総裁選で掲げたことが消えてなくなったとして、「結局、自民党は変わらない。梅谷さんで変えましょう」と声を張り上げた。
梅谷氏は「自民党にはできない政策を持っている。命と暮らしを守り、希望の灯をともす」と強調。消費税減税や子育て・教育予算の倍増などを訴えた。