マーリンズが正遊撃手ロハスと契約延長 2年1000万ドルで合意

「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、マーリンズは正遊撃手ミゲル・ロハスと2年1000万ドルで契約延長に合意したようだ(現時点では球団からの正式発表なし)。来年2月に33歳の誕生日を迎えるロハスは、マーリンズの最古参選手で、非公式のキャプテンでもある。今年のレギュラーシーズン最終戦ではドン・マティングリー監督に代わって1試合限定で監督を務めた(マティングリーはレギュラーシーズン最終戦で選手に監督を任せるのを恒例行事としており、ロハスは2019年にも監督を務めた)。

選手の契約状況に詳しい「Cot’s Baseball Contracts」によると、ロハスの来季の契約は年俸550万ドルの球団オプション(またはバイアウト50万ドル)。ただし、このオプションはロハスが2021年シーズンに500打席以上出場し、2022年のスプリング・トレーニングに向けて健康な状態をキープしていた場合に保証されることになっており、ロハスは今季539打席に出場して健康な状態でシーズンを終えたため、条件をクリアしていた。今回の2年1000万ドルの契約延長は、残り1年550万ドルの契約に置き換わる形で結ばれることになるだろう。

今季のロハスは正遊撃手として132試合に出場し、打率.265、9本塁打、48打点、13盗塁、OPS.714を記録。2020年にゴールドグラブ賞のファイナリストに選出されたように遊撃の守備も安定しており、今季は守備防御点+4をマークした。来季以降も正遊撃手かつチームリーダーとしてマーリンズを牽引していくことになりそうだ。

なお、マーリンズではエース右腕のサンディ・アルカンタラも今オフ中に契約延長する可能性があるとみられている。現在26歳のアルカンタラは今季、自身初となる200イニングと200奪三振をクリア。この2つを同一シーズンに達成したのは、マーリンズでは2002年のA・J・バーネット以来だった。サービスタイムが3年を超えたため、今オフに初めて年俸調停権を得る。

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