10カ月で2年間のノルマを達成する女性たち 朝鮮メディアが伝える平壌製糸工場の成果

2021年もあと2カ月余りだが、すでに2022年12月まで2年間の業務ノルマを達成した。そんな凄腕の女性工員たちが働く職場を朝鮮メディアが紹介している。

金正淑平壌製糸工場。平壌の中心部にある国内最大規模の製紙工場だ。従業員の大多数が女性だ。

金正淑平壌製糸工場の女性工員たち(C)朝鮮新報

 朝鮮の経済は社会主義計画経済であり、各企業、工場ごとに生産計画が定められている。従業員たちにも決まった業務ノルマがある。

 朝鮮中央通信が10月28日に伝えたところによると、金正淑平壌製糸工場では現在まで20人の女子工員たちが2年分人民経済計画の完遂し、数百人が今年の年間人民経済計画を完遂する成果を収めた。

 同工場では朝鮮労働党第8回大会が開かれた年始から増産競争運動が展開され、4月には最初の年間計画完遂者が輩出されたという。与えられたノルマを計画の3分の1の期間に達成したことになる。

 同工場は毎年、人民経済計画を達成すると同時に従業員の福利厚生にも力を入れていることでも知られている。

 近年、女性工員専用の寄宿舎が新築され、国内メディアがそこでの生活ぶりを紹介した。

 

金正恩総書記も同工場を現地視察で訪れている。

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