〈動画あり〉上越市長選 中川幹太氏が市長就任へ抱負 気持ち引き締め「責任重い」 副市長に4人配置意向

 中川幹太氏は1日、新市長就任に向け意気込みを語った。同日、上越市役所で市長選の当選証書を受け取った後、報道陣に答えた。

 「昨夜は3人の子どもが『おめでとう』と書いた紙が(自宅に)置いてあった」と笑みをこぼした一方で、「(市長の)責務は重いと感じている。課題が山積しており、やらなければならないことがたくさんある」と気を引き締めた。

 最優先で取り組む課題に新型コロナウイルス対応を上げ、経済対策と感染予防に注力すると主張。併せて災害対策の重要性に触れ、11月中に防災訓練を行う考えをあらためて示した。

初当選から一夜明け、報道陣のインタビュー取材に答える中川氏(1日午後、上越市役所)

 人事制度については、市職員やそのOBから抜てきする副市長を「最終的に4人」配置する他、民間の有識者たちによる諮問委員会を立ち上げて政策の策定・実行に反映させる意向。政策協定を結んだ元市長で現市議の宮越馨氏はそのどちらにも起用せず、必要に応じアドバイスを受けていく考え。

 市議会との関わりについては、現市議の8割近くが市長選で対立候補を支援していたことを踏まえた上で「『敵か味方か』ではない。選挙が終わったら、それぞれの立場で議会できちっと論戦を交わしていく。これからの時代、国内でも世界でも生き残っていくためにみんなが一丸となってやっていかなければ。信頼関係を持ちながら進めていきたい」とした。

 最後に「リーダーシップを持つ人が先頭に立ち、それぞれの地域で、人ごとではなく自分も行動する。そういう町にしていきたい」と意気込んだ。

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