「健康」アピールする飲料メーカー「オ・イル」 「メーデースタジアム」マークの人気商品

現在、朝鮮国内で品質と人気でトップを走る飲料メーカーといえば「オ・イル」。朝鮮語で「5.1」という意味だ。

平壌・陵羅島のシンボル、15万人収容能力を誇る「メーデー(5月1日)スタジアム」のマークが記された製品を製造販売するのは、「オ・イル健康飲料総合工場」。

「オ・イル」の人気商品(C)朝鮮新報

近年、飲料生産と販売は国内第1位を占めており、アイスクリーム生産量は国内最高水準だ。今年もフルーツジュースの新製品を販売して好評を博している。

「オ・イル総合工場」の操業は2008年。当時は各種氷菓子を専門に生産する小さな工場だった。

飲料製品に対する消費者の需要が多様化するのに対応して、ヨーグルトなどの乳製品も扱い、2015年頃から飲料生産を本格的に始めた。

人々の健康志向に合わせて開発したエネルギー活性飲料(2016年)、水素水(2017年)がヒット商品となった。

2017年には工場の名称に「健康飲料」という言葉が入り、今の名称となった。

今年発売されたジュースの新商品(C)朝鮮新報

工場では「人々の健康を最優先すること」を経営戦略としてアピールしながら、味と風味を活かす嗜好性とともに人々の健康増進を図る機能性飲料を追求している。

キム・ウンヒ支配人(45)によると、現在、工場ではヨーグルトや乳酸飲料、天然果汁のジュースや炭酸飲料、アイスクリームなど、10ジャンル、400種以上の製品を生産している。

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