コロナ禍が理由で1ペニー硬貨の鋳造を開始 人々が小銭を使わず手元に貯め込んでいたのが原因

コロナ禍による自宅待機で、人々が小銭を使わず手元に貯め込んでいたのが原因で、イギリスでしばらく製造されていなかった1ペニー硬貨が昨年から再び一般流通用に鋳造を開始した。BBCが伝えた。

日本でいう1円玉にあたる1ペニー硬貨は通常はあまり顧みられず、意識して使わないとすぐに溜まってしまうやっかいな存在だが、流通経済には必要な存在であるため、2020年に約8800万枚の新しい硬貨が製造された。造幣局はコロナ禍以前、コンタクトレス・カードの普及などもあったため、10年間はペニー硬貨製造の必要はないと考えていたという。

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