朝鮮でも“看板や商標はより多彩に” 広がる「書体創作家」の活動領域

近年、朝鮮では看板、マーク、広告、商標に活用される文字の造形化、多様化が進んでいる。

以前は、単純な書体が主流を占めていたが、黎明通りなど金正恩時代になって新たに建設された通りに立ち並ぶショップや飲食店の看板はカラフルで書体にも様々な工夫が施されている。

キノコ工場のマーク(C)朝鮮新報
ショップや飲食店のの看板(C)朝鮮新報

商標に活用される書体も、その商品の特性と使用方法を一目で分かるようにデザインされている。

朝鮮国内では「書体創作家」と呼ばれる人々が各種産業美術図案に反映される書体を研究し、創作競争を繰り広げている。

現在は2013年に創設された平壌出版印刷大学の書体学科で学んだ若きアーテイス

トたちが中心的役割を果たしているという。

© 株式会社朝鮮新報社