純白からピンクへと色づく花 二宮の民家でざる菊見ごろ

見頃を迎えたざる菊=二宮町川匂

 二宮町川匂の善波保雄さん(80)方で、丹精して育てた約400株のざる菊が見頃を迎え、多くの来園者を楽しませている。

 ざる菊は酪農用だった自宅裏の放牧地で18年ほど前から栽培。毎年5月末から6月初旬にかけて挿し芽をし、水や肥料を調整しながら育てている。今年は雨が多かったが、「順調に大きくなった」と善波さん。

 直径1メートルほどのざる菊の大半は純白の花を咲かせており、1週間ほどでピンクに色づくという。晴天となった8日は同町内の二宮めぐみ幼稚園の園児をはじめ多くの人が来園。うっとりと眺めたり、写真撮影をしたりして楽しんでいた。

 善波さんは「23日ごろまで見頃は続くので、たくさんの人に見に来てほしい」と話している。入場無料。国道1号「川匂神社入口」交差点から徒歩5分。問い合わせは、善波さん電話0463(72)1312。

© 株式会社神奈川新聞社