六角精児の高校演劇部仲間との扉座が40周年記念『ホテルカリフォルニア -私戯曲 県立厚木高校物語-』

1997年、新宿紀伊國屋ホールにて初演の、横内謙介が自らの高校時代を私戯曲として綴った代表作を、劇団創立40周年を記念して再演、会場も同じく新宿紀伊國屋ホール、そして横内謙介の母校に近い厚木市文化会館でも公演を行う、12月5日より。

初演時、受験予備校のような進学校生たちのダサく燃え切らない、中途半端な青春物語は、ステレオタイプな青春モノと一線を画し、リアルに面白く切ないと地元厚木のみならず全国的な反響を生み、テレビドラマや他のプロデュース舞台などに後追い企画も生まれた作品。今回、厚木高校時代からの仲間である六角精児、岡森諦を中心に劇団の総力をあげて!初演から厚木高校生を演じている六角精児、岡森諦、有馬自由、中原三千代などベテランは当たり役の高校生役を。その他、2.5次元ミュージカルで活躍中の高木トモユキ、テレビドラマで人気を得た山中崇史など劇団で育成した団員たち総出演!!
再演から実に22年ぶりの上演、横山が高校時代を回想する現代のシーンを中心に改訂する。扉座40周年記念にふさわしい、賑やかな公演になりそうだ。

<あらすじ>
2021年、還暦を迎えた劇作家・横山健一が、孫のような新人劇団員たちを指導する稽古場で、懐かしい人の呼び声を聞く。
それは高校時代の同級生シュウケイ。卒業後横山に手紙を送って、自殺した男だ。
シュウケイの声に導かれて、横山は県下有数の進学校で過ごした青春時代を思い出す。
良い大学に進むために3年間、受験勉強を第一に過ごす、偏差値でたまたま振り分けられただけのクラスメイトたち。
そこにあるのは青春ドラマで描かれるような、汗と涙の友情や、初恋のロマンスなど全く無縁のシラケているばかりの、ドラマにならない学園生活だった。
秀才ぞろいのエリート校で早々と落ちこぼれた横山は、偶然入部した演劇部で「つかこうへい」を知り、その虜となって勉強そっちのけで部活に没頭する。
そんな横山の周りには、自然と勉強以外の思い出を高校生活で残したいと思う落ちこぼれたちが集まり始めて、シラケ切ったエリート校の文化祭を何とか盛り上げようと言う機運が高まり、そのチャレンジが始まる。
活動参加を希望した同志の中に、シュウケイもいた。地味で目立たぬ理系の男。
偏差値は高いが頭でっかちでコミュニケーションが苦手な進学校のエリートたちが、盛り上がる文化祭を開催しようと奮闘し、生まれて初めて得る仲間たち。
それでもシュウケイはその後、自殺した……
「故郷とは絆のことだと俺たちは知る」

【出演】
岡森諦 六角精児 中原三千代 有馬自由 伴美奈子 山中崇史 犬飼淳治 累央
鈴木利典 上原健太 鈴木里沙 高木トモユキ 新原武 江原由夏 鈴木崇乃 松原海児 野田翔太 藤田直美 早川佳祐 塩屋愛実 砂田桃子 三浦修平 白金翔太 小笠原彩 北村由海 小川蓮 菊地歩 紺崎真紀 山川大貴 佐々木このみ 大川亜耶 翁長志樹 ほか

<概要>
日程・会場:
[厚木公演]
2021年12月5日14:00~
厚木シアタープロジェクトネクストステップ第10回公演
厚木市文化会館・大ホール [東京公演]
紀伊國屋書店提携公演
新宿東口 紀伊國屋ホール
2021年12月7日~19日 紀伊國屋ホール
【スタッフ】
作・演出:横内謙介
美術:金井勇一郎(金井大道具)
舞台監督:大山慎一(ブレイヴステップ)
照明:塚本悟(塚本ライティングデザイン)
音響:青木タクヘイ(ステージオフィス)
衣裳:木鋪ミヤコ・大屋博美(ドルドルドラニ)
メイクアドバイザー:tae ・ 比嘉奈津子(Be-STAFF MAKE-UP UNIVERSAL)
宣伝美術:吉野修平(ヨシノデザインオフィス)
宣伝イラスト:溝口イタル
制作:赤星明光 田中信也
票券:日高孝子 生田由明乃
製作:(公財)厚木市文化復興財団〈厚木公演〉/扉座

扉座HP:https://tobiraza.co.jp

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