「TBS DOCS」TBSドキュメンタリー映画の新ブランドが誕生!

1955年の開局以来、TBSはその取材力を生かして、珠玉のドキュメンタリーを制作・放送し続けて参りました。それは日々の報道に対して、記者が取材対象の心を掴み、信頼関係を構築し、隠れていた本音や真実、事件の深層に迫ろうとすることにも通じています。そして、その膨大な取材映像には、テレビでは放送されていないニュースの続きや裏側、伝えなくてはならない熱い想いが埋もれていました。

“テレビで伝えきれないことがある”

ドキュメンタリー映画という手法で、もっと深くじっくりと長い時間をかけて届けたい! 2020年3月、50年前の貴重なアーカイブ映像に新たなインタビューを加えて公開された「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」が大きな反響を呼びました。また、2021年3月には、TBSで放送された傑作ドキュメンタリー群に追加取材・再編集を行い、劇場版として公開する「TBSドキュメンタリー映画祭」を開催し話題となりました。

そしてこのたび、TBSのドキュメンタリー映画を総括する新ブランド、「TBS DOCS」が誕生することになりました。“DOCS”とは、“DOCUMENTARY FILMS”の略称です。

今月27日(土)には、この新ブランドの最新作として、TBSとチューリップテレビがタッグを組んだ「私は白鳥」が劇場公開されるほか、今後もTBSの取材力を生かした「TBS DOCS」作品を続々と制作して参ります。また、前述の「ドキュメンタリー映画祭」をはじめとする「TBS DOCS」イベントの開催も検討しております。

珠玉のドキュメンタリー映画を発信していく新ブランド「TBS DOCS」にご期待ください。

<TBS DOCSとは>

TBS DOCUMENTARY FILMSの略称。海外でもドキュメンタリー作品群を“DOCS”と称する事から、「TBS DOCS」として世界のマーケットも意識したIP展開、情報を発信して参ります。

■コメント

<「TBS DOCS」エグゼクティブプロデューサー、報道コンテンツ戦略室長・大久保 竜>

日本で、そして世界で今何が起こっているのか?

テレビ報道の一つの使命は最新ニュースを伝えることです。

一方で、途切れなく流れるテレビという時間軸の中に埋もれてしまうニュースの続きや裏側、そして記者たちの思いがあります。

それをドキュメンタリー映画という手法で、もっと深く丁寧に伝えたいという思いから「TBS DOCS」は誕生しました。

映画だからこそ伝えられる“ニュースのさらに奥にある真実”、“伝えなくてはならない熱い想いの数々”。「TBS DOCS」にご期待ください。

■「TBS DOCS」ラインアップ

以下の劇場公開作品や映画祭での上映作品をはじめ、「TBS DOCS」最新作として「私は白鳥」が11月27日(土)に公開されるほか、今後も次々と「TBS DOCS」作品の発表を予定しております。

「私は白鳥」 翼の折れた白鳥と“おじさん”の奇跡の物語

 語り:天海祐希 主題歌:「スワンソング」石崎ひゅーい(Sony Music Labels)

 監督:槇谷茂博 出演・白鳥撮影:澤江弘一

 傷付いて北に帰れなくなった一羽の白鳥と、その白鳥に自分を投影するかのように見守り、世話をし続けるひとりの“おじさん”の交流を、美しくも厳しい富山の大自然の中、およそ4年に渡って追い続けた記録。2019年5月に富山のチューリップテレビで放送され【アメリカ国際フィルム・ビデオ祭】ゴールドカメラ、【ニューヨークフェスティバル】ファイナリスト等を受賞したテレビ版に、2年以上の追加取材の映像を加えて映画化。2020年に公開され、共に傑作ドキュメンタリーと話題になったTBSの「三島由紀夫vs東大全共闘」チームと、「はりぼて」のチューリップテレビがタッグを組んで製作しました。

11月27日(土)ユーロスペースほか全国順次公開(11月20日(土)富山県・ほとり座 先行公開)

[公式サイト]https://www.watashi-hakucho.com/

<主な過去作品>

「生きろ 島田叡−戦中最後の沖縄県知事」

監督:佐古忠彦 2021年/DCP/5.1ch/118分

©2021映画『生きろ 島田叡』製作委員会

すでに日本の敗色濃厚だった1945年1月31日、一人の男が沖縄の地を踏んだ。戦中最後の沖縄県知事となった島田叡である。沖縄戦を生き延びた住民や遺族への取材を通じ、これまで多くを語られることのなかった島田叡という人物の生涯と、語り継ぐべき沖縄戦の全貌に迫った長編ドキュメンタリー。「米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー」2部作で戦後沖縄史に切り込んだ監督・佐古忠彦が、新たに発見された資料を交え、知られざる沖縄戦中史に挑んだ野心作。

「タブレット越しで“最期の別れ” 〜いのちと向き合うコロナ最前線」

監督:神保圭作 藤野智史 岸慶太郎 2021年/ステレオ/40分

「NY日本人医師が自ら語る 新型コロナ重症からの生還」

監督:池田裕行 2021年/ステレオ/30分

「GReeeeN初告白 東日本大震災5年にHIDEが語っていたこと ディレクターズカット版」

 監督:武石浩明 2021年/ステレオ/30分

「MR.BIG 〜3・11から10年 被災地とともに歩んだ外国人バンド」

監督:川西全 2021年/ステレオ/60分

「米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯」

監督:佐古忠彦 2019年/DCP/ステレオ/128分

「88/50 ギリヤーク尼ケ崎の自問自答〜と、それから」

監督:秌場聖治 2021年/ステレオ/70分

「キャンバスの枠を越える 画家・山口歴(Meguru.Y)IN NY」

監督:豊田和真 2021年/ステレオ/30分

「アキノ白昼の暗殺 特別編 〜この報道が歴史を動かした〜」

取材:料治直矢 田近東吾 北代淳二ほか 2021年/ステレオ/80分

「天才“鉄道画家” 福島尚」

監督:及川悟郎 2021年/ステレオ/50分

「大麻と金と宗教 〜レバノンの“ドラッグ王”を追う」

監督:須賀川拓 2021年/ステレオ/50分

「影の戦争 アメリカと中東の戦乱十五年」

監督:村瀬健介 2021年/ステレオ/60分

「“死刑囚”に会い続ける男」

監督:西村匡史 2021年/ステレオ/70分

「女子少年院の後輩たちへ… 元レディース総長、涙で伝えたメッセージ」

監督:山岡陽輔 中島哲平 2021年/ステレオ/25分

「お母ちゃんが私の名前を忘れた日 〜若年性アルツハイマーの母と生きる〜」

監督:堀江將一郎 2021年/ステレオ/60分

「消えた事件、弟の執念」

監督:岸将之 2021年/ステレオ/25分

「死刑を免れた男達 〜カメラが初めて捉えた無期懲役囚の実態」

監督:巡田忠彦 2021年/ステレオ/50分

「香港2019 −あの時、何があったのか−」

監督:日下部正樹 2021年/ステレオ/80分

[「TBS DOCS」公式サイト] https://www.tbs.co.jp/TBS_DOCS/

[「TBS DOCS」公式Twitter] @TBS_DOCS

[「TBSドキュメンタリー映画祭」公式サイト]

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