横須賀海軍工廠(こうしょう)で建造された旧日本海軍の戦艦「陸奥」の主砲で用いられた型の砲弾がヴェルニー公園(神奈川県横須賀市汐入町)に移設され、12日にお披露目式が開かれた。
陸奥の主砲は2016年に船の科学館(東京都品川区)から同公園に移設されたが、砲弾の移設もセットで目指していた。海上自衛隊第3術科学校(千葉県柏市)にあった砲弾が海自から横須賀市に貸与された。
移設には、近代化遺産の保存支援などに取り組む「横須賀海洋・IT教育の会」が関わり、齋藤隆会長(第2代統合幕僚長)は「皆さまからの浄財で何とかここまでできた。会の活動はこれで終わりではなく、いろいろ続けていく」とあいさつした。