横浜市消防艇「まもり」就役 3代目、32年ぶり更新

就役した横浜市消防局の消防艇「まもり」=12日、横浜港

 32年ぶりの更新となった横浜市消防局の消防艇・3代目「まもり」(全長24.5メートル、全幅6メートル、49トン)の就役式が12日、鶴見消防署鶴見水上消防出張所(同市鶴見区)で行われた。

 6基のエンジンを備え、移動しながら消防車16台分にあたる毎分3万2千リットルを放水できるのが特徴。石油コンビナートなどの大規模火災や船舶火災、水難事故などさまざまな災害に対応する。

 就役式では、同出張所を拠点とする水上消防救助部隊が整列する中、山中竹春市長が「市が誇る精鋭部隊であり、今後も訓練を重ねて海上から横浜の安全をしっかりと守ってください」と激励。船内を視察後、横浜港内を航行した。

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