「人は何のために働くのか?」壮大なテーマを超売れっ子のEXITと考える

新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」が、「ABEMA NEWSチャンネル」にて、ニュース番組『ABEMA Prime』を平日夜9時より生放送している。

2021年11月11日(木)夜9時からの放送では、Twitterで話題になった『100日後に退職する47歳』という漫画をきっかけに、「人は何のために働くのか?」を考えた。

お笑いコンビ・EXITのりんたろー。は、「僕らの仕事は特殊で、さらに今すごくコンビが良い状態。だから、皆さんに当てはまるかわからないけど」と前置きした上で、「お金が欲しい、モテたいという理由はあった。だけど最近、仕事がなくて、お金だけある状態で、モテてもどうなんだろう?と思い始めた。だから、働く理由は期待に応えたいとか生き甲斐なのかな」とコメントした。一方で、相方の兼近大樹は「細胞レベルで刻まれた狩りとか農耕の果て」と小説家らしい文学的な回答で、スタジオを沸かした。続いて、兼近は「昔の人も働く理由がわからずに働いて、生きてきたはず。だから、働く意味は細胞レベルで本能として刻まれた『生きなきゃ』という感情の1つかな?と思った。昔の狩りや農耕での労働が進化したものが、今の労働。働かないと、求められている気がしないのでは?」と語った。

ピン芸人のヒコロヒーも「私たちの仕事って本当に特殊。好きでこの仕事を始めたけど、“仕事”と呼ばれるまでに何年もかかる。そして、誰かから仕事をいただいて初めて成り立つので、皆さんとは本当に違うんですけど…」と真剣な眼差しでコメントした直後に、働く理由について「お金ですかね」と話すと、EXITから「最終的にはそこ?」「いろいろあるけど結果お金なのか」とツッコミが殺到。実業家で元カリスマホストの一条ヒカルは「最初はお金が理由だった」と話す一方で、「最後にたどり着いた理由は、承認欲求と自分の成長だった。ホストになって、『お金が欲しい』『派手に暮らしたい』と思いながら、がむしゃらに頑張っていくと、今度は『歌舞伎町で有名になりたい』『ホスト業界でナンバーワンになりたい』と承認欲求に変わった。次にホストクラブの代表や社長に就任したら、ホストへの偏見をなくしたいという目標ができた。それが自分の成長につながっている。そして、この仕事を通じて自分が内面でもカッコいい男になっていくことに喜びを感じる。この先自分がどうなれるか?というワクワク感が仕事を続けている1番の理由」と語った。

テレビ朝日の平石直之アナウンサーは「自分はサラリーマンだけど、アナウンサーなので、ちょっと特殊で、仕事を与えられないと仕事がないという立場。次の仕事につながるように今の仕事を一生懸命している。具体的に言うと、ニュースの伝え方や可能性がもっとあるんじゃないか?と思っていて、それを実現したいという目標もある」とコメント。フリーアナウンサーで元SKE48の柴田阿弥は「私はたまたまアイドルオーディションに受かったから、ここにいるだけ。今の仕事を辞めたら名古屋に帰ってニートになりたい。働く理由は、たまたま楽しい仕事に就いているからかな」とコメントした。

後半では、AIやロボットの進歩による「人間が働かなくてもいい時代」について、取り上げた。これについて、ヒコロヒーは「働かなくてもいいなら働きたくない。お金の心配がなかったら、好きなことだけやって生きていきたい」と主張。また、ヒコロヒーは「目の前にやるべき仕事があるのも、やるべきことがないのも、どっちも楽しい。そこのバランスがとれていけばいいですよね」と提案した。

りんたろー。はAIについて「僕らぐらい臨機応変にアドリブ入れることができて、笑いもとれて、みんなが楽しめる漫才をAIがすることができますか?…と思いますね!」と自信満々に語ると、兼近が「できるだろ」とツッコミを入れ、AIにはきっと難しい息の合った掛け合いを見せた。

最後に兼近は「みんながそれぞれ仕事とどう向き合いたいか?だと思う。ゲーム性が高いものにどんどん挑戦していきたくなる人や、ゲームの操作を覚えることが楽しいという人がいる。それぞれに合ったゲームをやればいいだけ」とコメントした。

本放送の様子は、現在も「ABEMA」にて見逃し配信中。

■『ABEMA Prime』 放送概要

放送日時 :毎週月~金曜 夜9時~夜11時  ※生放送

放送チャンネル:ABEMA NEWSチャンネル

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