ハート型の絶景が見られる?湖東三山の一つ『金剛輪寺』の紅葉がまもなく見頃を迎えます / 愛荘町

滋賀でも有数の紅葉の名所として知られ、湖東三山の一つでもある「金剛輪寺」では、紅葉がまもなく見頃に!

ということで実際に行ってきました![※撮影日2021年11月16日]

湖東三山は、滋賀県湖東地方にある「西明寺・金剛輪寺・百済寺」の三つの天台宗寺院の総称になります。いずれも非常に歴史があり、由緒正しき寺院です。また百済寺の南東に位置する”永源寺”と共に紅葉の名所としても知られています。

[百済寺の紅葉]

[永源寺の紅葉]

[2021年]滋賀でオススメの紅葉スポットまとめ

というわけで、今回は「血染めのもみじ」とまで言われる紅葉の名所『金剛輪寺』をご紹介いたします!

滋賀で美しい紅葉が見たい方は、湖東三山は外せませんよー♪

もくじ 1. 金剛輪寺1. 歴史2. 圧巻の千体地蔵3. 明壽院庭園は国の名勝!4. 国指定重要文化財 二天門5. ハート型にくりぬいた「三重塔」2. さいごに3. アクセス・料金・駐車場

金剛輪寺

歴史

「金剛輪寺」は、天平13年(741年)に聖武天皇の勅願で行基菩薩によって開山。1573年には、織田信長の兵火で「百済寺」は全焼し金剛輪寺も被害を受けましたが、現存の本堂、三重塔は寺僧の尽力で焼失をまぬがれたんだとか。(参照)

また三重塔(鎌倉時代)および二天門(室町時代)は国指定重要文化財。桃山時代から江戸時代の中期にかけて造られた本坊明壽院の庭園は、国の名勝に指定されています。

他にも、「阿弥陀如来坐像」や「十一面観音立像」など平安から鎌倉時代の仏像が安置されており、その多くが国の重要文化財に指定されています。

江戸時代に建立された総門

圧巻の千体地蔵

総門から本堂までの道のりは30分以上。しばらく石段が続きますので、歩きやすい服装で来ることをオススメします。

参道の両側や僧房の跡地には、「千体地蔵」が並べられて祀られており、この光景も圧巻です。

「千体地蔵」とありますが、1000体置かれているといったわけではなく、実際には約2千体ほどの地蔵があるそうです。

明壽院庭園は国の名勝!

明壽院庭園は池泉回遊式庭園で、 桃山時代から江戸時代の中期にかけて作られたもの(作者不詳)。深紅に染まる色鮮やかな紅葉は「血染めのもみじ」として知られており、湖東三山一の名園古庭です。

この日はまだまだ全開とはいきませんでしたが、これが赤く染まる光景を想像したら間違いなく凄そう。

中から見る景色も、なかなかに風情がありました。美しく手入れされている庭園が、また映えますね。

国指定重要文化財 二天門

そして息を切らしながら、ようやく到着。こちらの「二天門」も室町時代に作られたもので、「国指定重要文化財」になっている。

手水

ハート型にくりぬいた「三重塔」

鎌倉時代に建てられ、 国指定重要文化財にもなっている「三重塔」

何でもSNSで話題になっている撮り方があるらしい。それがこちら。

なるほど。確かにハートになっている。しかし、「ここから撮るとハート型になりますよ」なんて表記があるわけもなく、うろうろと歩き回る。

それっぽい所見つけたので試しにパシャリ。

う~ん、綺麗やけどなんか違う。ただ場所は合っていそうなので、角度を変えながら何枚か撮っていく。

お、なんかハートっぽくなってきた。

そして20枚ほど撮影して、完成したのがこちら。本当にハートが出来ました。笑

この画角を最初に見つけた人は誰なんだろうか。とんでもない発見です。

ぜひ「金剛輪寺」に来た際は、こちらも撮影してみてほしい。

ちなみに後から知ったのですが、住職さんとかに聞くと”撮れる場所”を教えてくれるそうです。

さいごに

というわけで今回は、滋賀でも有数の紅葉の名所として知られる「金剛輪寺」の紅葉の様子をご紹介しました!

この日(2021年11月16日)は恐らく8分咲ぐらいで、間もなく見頃といった感じでした。

今週末か来週あたりにはベストを迎えると思いますので、興味ある方はぜひ足を運んでみてほしい。

「金剛輪寺」に来られた方は、湖東三山(西明寺・百済寺)も一緒に回るのがオススメです!

また11月23日(火)までは、日没から20時まで名勝庭園内の紅葉がライトアップされますので、こちらも要チェック!

アクセス・料金・駐車場

[場所]滋賀県愛知郡愛荘町松尾寺874
[料金]一人600円(※30名以上の団体の場合は、一人550円)
[時間]8:30~17:00
[駐車場]あり(無料)
[公式HP]

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