レンジャーズがウッドワード監督と2023年まで契約延長 来季が4年目

日本時間11月20日、レンジャーズはクリス・ウッドワード監督との契約を2023年まで延長したことを発表した(2024年は球団オプション)。レンジャーズは今年3月に2022年の球団オプションを行使したばかりだったが、さらに契約が延長されることになった。現役引退後、マリナーズとドジャースでコーチを務めたウッドワードは、2018年オフにレンジャーズの監督に就任。今季までの3年間で160勝224敗を記録し、来季がレンジャーズの監督として4年目のシーズンとなる。

ジョン・ダニエルズ編成本部長は、今回の契約延長について「ウッディとのパートナーシップを継続できることに興奮している。我々は球団の方向性について全員が共通のビジョンを持って取り組んでいる。彼はレンジャーズの文化の基礎を築くのを手助けしてくれているし、我々は彼のリーダーシップに自信を持っている」とコメント。チームが再建途上のため、なかなか勝敗という結果には表れないものの、ダニエルズ編成本部長とクリス・ヤングGMはこれまでに何度も、ウッドワードが築いてきた文化の重要性を強調してきた。

レンジャーズは今オフ、ペイロールを増やす方針を明らかにしており、広島東洋カープからポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指す鈴木誠也の獲得に動いていることなどが報じられている。今回の契約延長は、チームが少しずつ再建モードから勝負モードへと移行しつつあるなかで、ダニエルズ編成本部長とヤングGMが引き続きウッドワードにチームを任せることを決断した結果ということになる。

昨年12月にレンジャーズのGMに就任したヤングは「この1年間、ウッディの情熱と一貫性を目の当たりにしてきた。パートナーシップの延長は簡単な決断だった。ともにチームを向上させていくのが楽しみだよ」とコメント。2016年を最後にポストシーズンから遠ざかっているレンジャーズは、ダニエルズ編成本部長、ヤングGM、ウッドワード監督の体制でポストシーズン返り咲きを目指す。

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