【RIZIN】RENA 右まぶた裂傷も約1年2か月ぶりの試合で勝利!

RENA(東スポWeb)

シュートボクシングの〝絶対女王〟RENA(30)が、約1年2か月ぶりの試合で女王の貫禄を見せつけた。

格闘技イベント「RIZIN.32」(20日、沖縄アリーナ)で元レスリング世界女王の山本美憂(47)と対戦。美憂のMMA(総合格闘技)デビュー戦となった2016年9月以来、約5年2か月ぶりの再戦だ。

雪辱を狙う美憂は左のアッパーを武器にレスリング仕込みのタックルからコーナーに追い詰めてきた。RENAは冷静に対処したが、カウンターのタックルからついにテークダウンを許してしまう。

それでも下から三角絞めを狙ったRENAは、、一度は腕十字で左腕を伸ばしきったが、巧みに返され1ラウンド(R)が終了した。

2Rに入ると、リング中央で再びタックルを受け、またもガードポジションに。美憂のパンチで右目のまぶた付近に裂傷を負い、鮮血が滴り落ちた。

それでもスタンドの状態から再びタックルを狙う美憂のアゴに、RENAの右ヒザがズバリ命中。〝亀状態〟となった相手にパンチを降らせ、勝利を収めた。

試合後は「山本美憂さんがいたから、ここまでジョシカク(女子格闘技)をつくったこられて、お互いにボロボロになるまで試合ができたと思います。ありがとうございました!」とねぎらったRENAは、恒例の「1、2、3、シュート!」の掛け声で大会を締めくくった。

一方、雪辱を果たせなかった美憂もマイクを握り「帰ってきてみんなに強くなったところを見せたかったけど、負けてしまってゴメンなさい。本当にありがとうございました」と練習拠点を置いた沖縄のファンに感謝の言葉を述べた。

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