Rソックスがコーラ監督の2年分のオプション行使 手腕に高い評価

日本時間11月23日、レッドソックスのチェイム・ブルームCEO(チーフ・ベースボール・オフィサー)はアレックス・コーラ監督の2023年と2024年の球団オプションを行使したことを発表した。就任1年目の2018年にレッドソックスをワールドシリーズ制覇に導いたコーラは、2019年オフにアストロズのコーチ時代のサイン盗み問題により解任。1年間の職務停止処分を経て今季復帰し、苦戦が予想されたレッドソックスを率いてリーグ優勝決定シリーズ進出を果たした。このタイミングで2年分のオプション行使は高い評価の表れと言える。

現在46歳のコーラは、3シーズンにわたってレッドソックスの監督を務め、すべてのシーズンで勝ち越しを記録。400試合以上指揮を執った19人の監督のなかで勝率.584は球団史上最高である。レッドソックスでは2007年に選手として、2018年に監督として、合計2度のワールドシリーズ制覇を経験している。今季のレッドソックスは前年から勝率を.168もアップさせたが、これはジャイアンツ(.177)に次ぐメジャー2位の数字であり、リーグ1位の上昇幅だった。

コーラは「レッドソックスの監督を務めるという機会を与えていただいたことにとても感謝しています」とコメント。「今年はチームとしても、ボストンの街としても、たくさんの特別な瞬間を経験しましたが、まだやり残したことがあります。チームの現状はいい状態だと思いますし、フロントオフィス、コーチ陣、選手たち、そしてこのような特別な場所を作ってくれるすべての人々とともに仕事を続けていきたいと思います」と来季以降への意欲を口にした。

ブルームは「2021年に達成したあらゆることに関して、スタッフと選手に対するアレックスのリーダーシップが必要不可欠でした」とコーラのリーダーシップを称賛。「レッドソックスのフロントオフィスは、フェンウェイ・パークに再びワールドシリーズのトロフィーをもたらすために、アレックスと長年にわたるパートナーシップを継続できることを期待しています」とコーラの手腕に期待を寄せた。

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