花巻東の超ヘビー級怪物1年生・佐々木麟太郎は大の西武ファン!?

ヘビー級スラッガーといえば山川(東スポWeb)

エンゼルス・大谷翔平投手(27)らを輩出した花巻東の怪物1年生・佐々木麟太郎内野手(1年)が23日の明治神宮大会、高校の部準決勝・広陵戦に「3番・一塁」で出場。6―9と3点を追う8回二死一、二塁の第5打席で、右越えに高校通算49号となる同点3ランを放つなど3安打5打点の活躍を見せたが、試合は9―10で敗れ、決勝進出を逃した。

試合後、佐々木は「全国レベルのピッチャー陣で球速も上がり、変化球のキレもある中で、大事な場面で3番として責任を果たせたのは今までで一番の収穫」と全国デビューした注目の2試合を振り返った。

まだ1年生のうちから「順調にいけば2023年ドラフトの1位競合は間違いなし」といわれる岩手の逸材だが、その周辺では大方のイメージ通りの噂が流れている。

佐々木が「大の西武ファンだ」というのだ。

西武には通算442本塁打(歴代15位)の中村剛也内野手(38)の成功を皮切りに、山川穂高内野手(29)、渡部健人内野手(22)という“あんこ型スラッガー”を獲得し、育成する土壌がある。

過去には「左のおかわり」と呼ばれた坂田遼外野手(35=現スコアラー)も在籍し、身長183センチ、体重117キロの超ヘビー級高校生が気兼ねなく実力を発揮できる実績と環境が整っている。

そんな“親近感”から花巻東に近い関係者からも「麟太郎は間違いなくライオンズの大ファンですよ」との証言も出ている。

そして、同関係者は「岩手の野球少年の憧れはもちろん(エンゼルス)大谷ですが、大谷以外で岩手日報で扱われる国内球団のニュースでは西武勢の扱いがダントツ。(花巻東出身の菊池)雄星に限らず(花巻にある富士大出身の)山川、外崎、多和田(退団)、佐藤龍(現日本ハム)、佐々木健が在籍していた関係で、シーズン中は毎日『岩手県勢の活躍』として西武の二軍の結果までが掲載される。必然的に岩手の野球少年、球児はみんな西武ファンなんですよ」とも補足した。

スタメンにおかわり、アグー、よくばりに麟太郎までが並ぶヘビー級打線は想像するだけで楽しいが、そんな想像を容易にさせてしまう風格がこの怪物1年生にはすでに備わっている。今後
に注目だ。

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